テレビドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン1ネタバレ感想。こいつらをヒーローとは呼ばねえよ?

ザ・ボーイズ 海外ドラマ 海外ドラマ

原題:The Boys
2019年のTVシリーズ
おすすめ度:☆☆☆☆
※本作はR-18指定作品です。よい子は見てはいけないよ!

【一言説明】
怪物ホームランダー大先生が大暴れ!

ザ・ボーイズ ホームランダー ディープ

Amazon Prime Videoにて独占配信と謳われていた本作。
なんでも腐敗したヒーロー軍団に一般人が挑む! というアンチヒーロー的内容で、同名のコミックを原作とした作品だそうです。
サムネイル画像では目から光線出てるスーパーマン似のヒーローが登場しており、「いやいや、いくらヒーローでも目から光線とか出んじゃろ」と笑っていたら、出てた。
あれっ……スーパーマンって目から光線出たっけ……? と調べたら、なんか出るらしいですね。
銃弾すら跳ね返すし、光線も出るし、おめーらの眼球はどうなっとんじゃい! 
  ↓
解剖図集が出ているそうです。まさに至れり尽くせり。英語だけど。

まあとにかく、そんなこんなで力に溺れ、邪悪と化したヒーロー集団。それはもうヴィランなんじゃないのか……? と思えど、一応彼らの本業は人助け。けれどなまじ力があるだけに、どこか歪んでしまった。そんな存在となったヒーローたちを相手取るのは民間人……と言っていいのかわからない強面のにいちゃんたち=ザ・ボーイズ
マーベルだのDCだのがぶいこら言わせる昨今にて、こんなヒーローものがあってもいいじゃないのとばかりに大暴れするとんでも面白いTVシリーズでございました。

主要キャラに『スタートレック』シリーズのカール・アーバン氏。敵対するヴォート社の社長に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のエリザベス・シューさんが出演されています。

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あらすじ

時はヒーロー全盛期。映画やドラマ、企業戦略にヒーローたちが広告塔として活躍する時代。
数多いるヒーローの中で最も有名なのが、ヴォート社の有する七人のスーパーヒーロー『セブン』の面々だった。
様々なメディアにて華々しい活躍を披露するセブンたち。
だがしかし。その裏では彼らの力による被害者たちが、声なき声を上げていた。

電気店に勤める平凡な青年ヒューイは、ある日歩道にて恋人と語らっている最中、目の前で彼女が血しぶきとなって弾ける様を目撃する。
何が起きたのか?
速度特化型のヒーロー、Aトレインが恋人に誤って衝突したのだ。

ろくな謝罪もないままに、その場を後にするAトレイン。
怒れるヒューイの前に、ブッチャーと名乗る男が現れ声をかけた。

「ヒーローに復讐したくはないか?」と。

ヒーロー紹介:ネタバレなし

国家の平和を守る七人のスーパーヒーローたちをご紹介!

●ホームランダー
『セブン』のリーダー。スーパーマン+キャプテンアメリカ÷2なキャラ。
常に青いヒーロースーツに身を包み、星条旗を模したマントを身に着けている。
透視・飛行・怪力・目からビームという無敵の能力に加え、『聖人』と呼ばれるほどの人格者でもあるヒーロー界のトップ。

●ディープ
『セブン』のNo.2。七つの海を支配する水陸両用型ヒーロー。モデルはもちろんアクアマン。
超スピードで海を泳ぎ、お魚さんとお話もできるナイスガイ。
海のことなら任せとけ!

●クイーン・メイヴ
強さと美しさを兼ね備えた女性ヒーロー。モデルはご存じワンダー・ウーマン。
抜きんでた身体能力を持ち、生身で悪に立ち向かうメンバーきっての肉体派。
お仕置きされたい男子多数!

●Aトレイン
世界最速のヒーロー。速いだけでなく、連結された列車を引っ張る脚力を有する。モデルはフラッシュ。
その驚異的足の速さで敵を攪乱。彼は誰にも捕まらない!

●トランスルーセント
肌を炭素系の物質に変化させ、透明化かつダイアモンド並の強靭さを可能にしたステルスヒーロー。
潜入工作はお手の物!

●ブラック・ノワール
名の通り漆黒のスーツに全身を覆われた謎多きヒーロー。おそらくモデルはバットマン。
全身に仕込んだ暗器を駆使して敵を追い詰める。
ピアノの腕も超一流!

●スターライト
引退したメンバーに替わり、新規加入したニューヒーロー。
周囲の電気を操り体内に蓄積、両手から一気に放出できる。
何よりめちゃくちゃかわゆいのだ。

※以下シーズン1全八話をネタバレかつグロテスクな表現が含まれます。未見の方、苦手な方は注意してください。

 

 

感想

グロい!
ヒェッ……となるシーンがほぼ毎回挟まれる仕様により、苦手な人は若干辛いかなと思われます。ただそのシーンは短い上に回数は多くないので、グロ耐性の低い筆者でも大丈夫だったことをお伝えいたします。
深く考えなければいけるで! 多分。

↓以下、話ごとの感想です。

1話:発端

 

原題:The Name of the Game
弾けた人:ヒューイの恋人ロビン

主人公ヒューイの恋人が死亡し、発端となる回。
とりあえず冒頭に出て来るホームランダー大先生の笑顔が非常に胡散臭い。ヒューイに接触したブッチャーの言によると、彼は『聖人』とのこと。ははあ、さすがはヒーロー界のトップ。他は腐っていても、彼だけはヒーロー精神を持ち合わせているのだな……と納得しかけるも、最後の最後で目からビーム出して旅客機撃ち落とすので「Oh……」となるほかなかった。皮肉なら皮肉って言うてつかーさい。
最終的にどうやってこいつを退治するのか謎であります。強いしなあ……飛ぶしなあ……無理ゲーではあるまいか……。

そして『セブン』のナンバー2。アクアマンもどきことディープ先生もご登場。
引退したメンバーに替わり、新規加入した”スターライト”ことアニーが超絶KAWAIかったのが災いし、登場後数分で早速セクハラを働くアフォ。
こいつのせいで、『セブン』が一気に小物集団に見えてくるのでなんともはや。

そして小物はディープだけかと思いきや、なんと透明になりダイアモンド並の硬質皮膚を持つ男、トランスルーセントもクズだった。その透明能力を活かしてトイレに潜伏、女子のあれやこれやを覗き見しちゃおう☆……ってバアァァァカ!
休憩時間はとりまトイレで過ごそうっと☆ みたいなノリが最高にアフォ。

けれどその奇行が功を奏し、ヒューイが盗聴器を会議室に仕掛けたところを見てしまったトランスルーセント。炭素素材の肌=電気に弱いことを見抜いたヒューイの活躍により、ブッチャーとともに彼を拉致することに成功する……というところで次回。

こんなヒーローはいやだなぁ!

2話:指導

 

原題:Cherry
弾けた人:トランスルーセント

対トランスルーセント戦がメインとなる回。
顔をばっちり見られてしまったヒューイとブッチャー。このままトランスルーセントを逃がせば、身の破滅は目に見えている。
というわけでザ・ボーイズの旧メンバー、フレンチーを巻き込み、なんとかトランスルーセントを殺害しようと四苦八苦する面々。

だが死なない。

硬質化した肌は強化弾もドリルも通さず、溺死させることすら無理な有様。
どうやったらこいつ死ぬの? 
詰んだ?

檻に閉じ込められているくせに、「無駄、無駄、無駄アァっ!」と高笑いする覗き魔ヒーローが大層ムカツく。
万策尽きたかに見えたその時、フレンチーが亀の動画をヒントに思いつく。

奴が硬いのは外側の皮膚だけ。なら内側から爆破してやればいい。

というわけで、一番及び腰だったヒューイの手によって最期を迎えたトランスルーセント。
だが問題はその遺体。燃やせないし、つぶせない。→ 仕方がないので亜鉛性=ホームランダーが唯一透視できない物質でできたトランクに入れて海に沈めよう。
透視能力といえば、前半でホームランダー大先生がロクでもないことに使っていたが、なんか妙な迫力に満ちており、さすがは大先生……と感心してしまった。その後屋上にて自●シーンを披露するはずが、Amazonの意向によりカットされたそうな。大先生役のアントニー・スターさんの演技力が半端ないので、まあそういうことでしょうか。

とまあそんなこんなで、一応の勝利を上げたザ・ボーイズ。
だけどトランスルーセントは確かにトイレを覗くクズだったが、正直殺されるほど悪いことをしていたのか不明なのでなんとも。
『手をきれいに』の広告がエグい。

3話:収穫

 

原題:Get Some
転び出た人大家さん

物語の根幹に通じる物質、『コンパウンドV』が実際に登場する回。名前だけなら前回出ていたが、口にした議員さんは、アハーン☆ → その後オエェッな目に遭っていたので合掌。
ヴォート社はヒーローという名のドクズ集団を、なんと国防の場に正式に採用させようと目論んでいるそうな。クイーン・メイヴとかは忠実に戦ってくれそうだけど、ホームランダー大先生は……どうかな……。

ヒューイの恋人ロビンに衝突した際、AトレインはコンパウンドVにて絶賛トリップ中だったことが発覚。
「あれさえあれば、俺は世界最速」
ってドーピングじゃないすか。
おそらくは正々堂々と挑んできている挑戦者に対し、こっそりドーピングをかまして勝利するAトレイン。
いや……うん……王者陥落のプレッシャーはわかるけど、それはアカンでしょう……。

そんなAトレインの恋人、ポップクロウもまたヒーロー。だが家賃の取り立てに現れた大家を懐柔するため、コンパウンドVを摂取しつつアハーン☆していたところ、誤って相手を死なせてしまい窮地に。
そこにすかさず登場するザ・ボーイズ。
チャンスとばかりに弱みを握り、女性を脅迫する男たち……どっちが悪役なんだ
麻薬、いくない。ゼッタイ。

4話:彼女

 

原題:The Female of the Specie
最終的に弾けた人たち:旅客機の乗客とイルカ

イルカぁーーーーーっ!
いっ……イルカ……イルカぁーーーー!

旅客機の乗客よりも、ホームランダーよりも、イルカで大絶叫してしまった。
だってイルカ。
かわゆいイルカ。
いるかいないかいないかイルカ。
そんなイルカが、ぼーんっつってフロントガラスを突き破り、その後トラックにてぬんぎゃーーー。
ディープのアフォ! アフォめが!!
イルカと痴話げんかしてるからだぜ! 哺乳類とはいえ、イルカと痴情のもつれ話ができるのは、世界広しといえどお前だけだぜ……さすが腐ってもセブンの一員……! とかどうでもいい。そもそもセブンは八割腐ってるしな!

そして以前からきな臭さを発揮していたホームランダー大先生が、完全にアカン奴と化すのがこの回。
ハイジャックされた旅客機を助けにいったはずが、勢い余ってなんとコックピットの制御装置まで壊してしまった大先生。
あ、やべ、こりゃ落ちるわ……と悟った途端、乗客の間をすり抜け、じわじわと脱出口まで笑顔で後退する大先生。
「まさか、私たちを見捨てる気?」と驚愕する乗客たちに、「いやいや、そんな」と言いながらも足は止めない大先生。

こいつ……だめだ……!!
なんかしら方法はあったでしょうが。「俺に123往復しろと?」とか言ってるけど、あんたの怪力なら両手に一人ずつ、脚で挟んでもう一人。40往復くらいで済んだじゃないすか。
もしくは飛行機が地面に激突しそうな距離まで下降したら、ふんばればよかったんじゃないすかね!? ねえ!?
そして、その後の機転をきかせた発言が最凶。
何なの? そんなに国防に参加したいの?
星条旗マントをむしりとってやりてーわ、ク●が!

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5話:信念

 

原題:Good for the Soul
赤ちゃんによって弾けた人たち:施設の警備員

『ビリーブエキスポ』という宗教関連のフェスが舞台となる回。
エゼキエルという、それっぽい名のおっさんのイケない趣味が判明してみたり、ブッチャーの奥さんが8年前から行方不明になっていることが判明したり、マデリンの膝でホームランダー大先生があやされてみたり、ポップクロウがAトレインの手によって殺されてみたり、フレンチーが顔バレしてブラック・ノワールに襲われるも、前回救出した日本人少女キミコに助けられたり……と色々ある回。

が、途中で出て来た目からビーム出す赤ちゃんが強烈すぎて、なんか色々と吹き飛んでいった。
ついでに、施設を警備していた警備員たちも吹き飛んでいった。
どうやらヴォート社は全国各地にコンパウンドVをばらまき、新生児に投与することによって、人為的にスーパーパワーを持つ子供たちを生み出している様子。
ブッチャーたちが踏み込んだのはその生産施設の一つで、ということは現在各地で活躍しているヒーローたちも、もしやヴォート社が作り出したのでは……と疑問を抱く仕様……なのだが。
ブッチャーが赤ちゃんを構え、光線銃よろしくビーコラビーコラ撃ちまくるせいで、なんつーかお前やめーや! ってなった。
まだ赤ちゃんなので目を開くたびにビームが出ちゃうらしく、保育器の中に入れて寝かせれば安心……なのだが、そのケース何でできてんの? ととっても不思議。もしやケースの素材で盾を作れば、対ホームランダー戦において大活躍なのでは……と思った。

三話目あたりでどこぞの議員様が、セブンを国防に関与させないのは「彼らは国家のヒーローではなく、君たちのヒーローだからだ」とヴォート社を非難していたが、まさにさもありなん。軍隊作ってるよーなもんですわ。

6話:無垢

 

原題:The Innocents
弾ける人:なし

とくにこれといって弾ける人がいない中休み回。
そのかわりまたしてもホームランダー大先生がマデリンにいい子いい子される(画像参照)。あちゃーって思うよ。

けれど大先生。実は悲しい過去を持っており、家族はおろか普通の生活すら送ってこなかった様子。何もない殺風景な実験室に閉じ込められ、時折扉越しに研究者が観察しに来るような環境だったことが回想される。
唯一温かかったのが一枚の毛布……って、そりゃこんな大人になるわー。熟女に膝の上であやされて喜んだりするわー。

でもって前回のフェスにて、スターライトことアニーにセクハラを暴露されたディープ先生が左遷の憂き目に。突然ド田舎に送られ、復帰の道も遠いような話をされ、なんというかしょぼくれる姿が気の毒になってまいります。

そして今回初登場のメズマー。触れた人の心を読む能力を持っており、一言も話さないキミコの過去を探ることに貢献。
が、その足でザ・ボーイズの情報をホームランダー大先生に売ってしまうという凶行を犯す。
おい、どうすんだ。顔バレしちゃったぞ。大先生ならぴゅーっと飛んであっという間に全員捕獲できそうなんですが大丈夫なんでしょうか。一気に物語が動く予感。
そしてメズマー役のハーレイ・ジョエル・オスメント君。あの小さかった子がこんなに大きくなって……とじっちゃんみたいな気持ちになったヨ。大人になっても演技上手男。
↓ハーレイ君を一躍有名にした伝説の映画。シャマラン監督なので、最後はいつものアレになります。

7話:防衛

 

原題:The Self-Preservation Society
ぼこぼこにされる人:メズマー

最終回直前ということもあり、緊迫感に満ちた回。
ブッチャーとホームランダー大先生の確執が明らかになる回でもあり、回想に登場するドレスアップしたブッチャーの妻ベッカの美しさが不穏でしかない……と思ったら案の定なことになった。
お前はどの面提げてヒーローだと名乗っとるんだ、ブァァァカ! クズの中のクズか!

そんな大先生。メズマーよりもたらされた顔写真により、ブッチャーのこと=ベッカを思い出し、自分の育ての親である博士を訪ねる。
なんとベッカは妊娠していた。ホームランダーの子を。
「私に生殖能力はないはずでは?」
さらりと重大な発言をする大先生。コンパウンドVの副作用でしょうか。
たしかにヒーローが飽和状態に増殖している場合、もし生殖能力があったら数世代後はヒーローとそうでない人たちの格差社会になってそうですもんね。

ところがベッカはそんな障害を乗り越え、ホームランダーの子を宿してしまった。けれど赤子はすごい速さで成長し、結局母子ともども出産時に死んでしまったと語る博士。
生殖能力がないはずなのに、長年夫婦として連れ添ったブッチャーではなく、たった数時間程度のホームランダーの子を宿すってさすが大先生とかそういう話ではないですね。

一方左遷されてしまったディープ先生は、性懲りもなく美女を部屋に連れ込んでいい思いをしようとしたところ、腹のエラに手を突っ込まれて苦しみつつのプレイを強いられるという誰得な展開を披露。
というか腹に生えたエラのビジュアルが中々にエグい。もしこれが自分に生えてたらと思うと、背筋がぞわわわわ。
あと多分この回だったと思うけど、店先に並んでいた悲し気な目をしたロブスターを助け出そうとしたら料理されてしまったという悲劇も披露してくれ、落ち目という言葉がぴったりな状況に同情を禁じ得ませんでした。不憫。

他にはヒューイとスターライトが決裂したり、超人能力を持ったテロリストが出現したりと、緊迫の展開を見せて待て次回。

8話:発覚

 

原題:You Found Me
弾ける人:テロリストの方々

超人には超人で対抗だ! とばかりに、ついに国防の場に送り込まれたスーパーヒーローたち。
前回登場した超人テロリストたちの潜伏現場に出向き、ビーコラビーコラ目からビームを発射して討ち取っていくホームランダー大先生。
お前はビームしかねーのか。
徹底してビームばかり放射する大先生。たまには肉弾戦をしてやりんしゃいよ、かわいそうじゃろが敵さんが。

そんなホームランダーの活躍を受け、見事昇進を果たしたマデリン。だがこれほどタイミングよく能力持ちのテロリストが現れたのは、実はホームランダーが勝手に敵側にコンパウンドVをばらまき、意図して作り上げた状況だということが判明。
怖っ……。
大暴走するホームランダーの狂気に、実はマデリンもずっと怯えていたことがわかる。
仲間を拉致され、最早後がないと捨て身で乗り込んできたブッチャーと対峙するホームランダー。
「私を一度でも愛したことがあったか?」
ホームランダーに脅され、本音を吐露するマデリン。
「いいえ……ずっとあなたが怖かった」
通常なら容赦なく人体を破壊するビームだが、この時ばかりは優しくマデリンの眼と、そして脳だけを焼いたホームランダー。
その姿に深い愛を感じ……ねーわ。
作中屈指の名シーンであると同時に、迷シーンでもあるこの行動。マデリン怖かっただろうなあ……と同情。
というか、ベッカ生存が分かった途端にマデリン殺害とか、乗り換えたと思われても仕方ないぞ大先生。

その後は自爆しようとしたブッチャーを助け、なんでやと思ったらベッカとその息子の前で、「私が父親だ。私たちは家族なんだよ」をやりたかったからだと判明するなど、心の底からク●野郎と叫びたい行動を取るホームランダー大先生を筆頭に、頭を丸めて再起を図ろうとする様を見せるも出番それだけかよというディープ先生や、ザ・ボーイズ救出に颯爽と現れ、職場のパイセンにあたるAトレインと死闘を繰り広げ、最終的には勝利したスターライトさんなど見どころが多いながらも、この続きどうなんのってところで次シーズンへ!
本国ではシーズン2の予告編も公開され、空から舞い降りるホームランダー大先生が血しぶきにまみれている様が映され、それって誰の血状態になってるんですが、早く日本でも公開してほしいのでお願いしますAmazon大先生!

めっちゃ面白かったです!

 

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人物紹介:ネタバレあり

●ヒューイ
本作の主人公。初っ端恋人が血しぶきと化すという、最凶にトラウマな目に遭う青年。
ただの電気店店員の割に、妙な機転を見せたり、土壇場で度胸が据わりまくっていたりと、マインドパンクスな様相を呈す。
愛する人を奪われたという点ではブッチャーと同じ立場にいるが、彼と違い思いやりや優しさに満ちているため、最終話では単身仲間を助けに乗り込んでいく肝男ぶりを見せる。やるじゃん。

スターライトことアニーとはそうとは知らずに偶然の出会いを果たし、その後「利用しろ利用しろ」とささやくブッチャーを鬱陶しく思いながらも、本音半分復讐半分で徐々に仲を縮めていった。
そんな善良そうな性格と見た目に忘れがちだが、本シーズンで唯一死んだヒーロー、トランスルーセント爆破のスイッチは、彼が押したということは肝に銘じておくべし。
”ヒーロー殺し”は他でもない彼の異名なのだ。ゴイス。

●ブッチャー
もう一人の主人公。ザ・利己的男。触れるものなんでも傷つけるガラスのハート。というか全身割れたガラス。
ベッカの復讐に燃えまくり、ヒューイという突破口を見つけた後は、問答無用で滅ホームランダー計画に突き進むが、目標が無理ゲー中の無理ゲーなため実現の目途は立っていない。
というか、止む無くとはいえ拉致監禁したトランスルーセント攻略法を見つけられない時点で、「どうしたらいいんだ……」とぼそっと漏らすなど、頼れるんだかどうだかわからないが、突如披露した裸体は引き締まっているのであらやだ男前。

「利用しろ利用しろ」と散々ヒューイを焚き付けておいたにも関わらず、いざ本当に仲良くなってみると、「あいつはヒーロー、つまり敵だ。敵と仲良くすんのかお前は」と糾弾するなど、背後から刺されてもおかしくない。
だがシーズン最終話にて、かつての妻と妻が産んだ子と、その子の父親の再会の場に紛れ込んだ異分子みたいな扱いをされているのを見ると、不憫に思えるから許してやりんしゃい。
多分あれでしょう。いずれベッカとその息子のことがメディアにも公表され、『聖人』ホームランダーとその愛する人たちという扱いで家族ごっこをせざるを得なくなり、ブッチャーが枕を涙で濡らす羽目になるんでしょう……。
ほんとに容赦ないな、このドラマは。
シーズン2が待ち遠しいっす。

●フレンチー
ザ・ボーイズの一人。ヒーロー殺しはとっくに辞めた……はずなのに、突如転がり込んできたブッチャーによって、強制的にトランスルーセントに顔を見られる=仲間に入らざるを得ない状況に陥るというひでー目に遭う。
マジでブッチャーは、月のない夜に気を付けた方がいい。
通称の通りフランス人で、幼少期に父親に誘拐され虐待を受けていたようなセリフがあり、それもあってかキミコに共感し何かと気に掛けるようになる。
最終話で拉致されたときはまさかと思ったが、スターライトの手によって無事に助け出された。でも顔がバレちゃったから、今後どうするのか謎。

●マザーミルク
ザ・ボーイズの一人。通称かと思っていたら、実は本名らしいのだがすごい名前。
フレンチーともどもブッチャーの手によって、ザ・ボーイズに復帰させられる。
モニークという美人の愛妻がいるのだが、初登場時の電話での会話は申し訳ないが一緒に噴き出してしまったぞ。
ヴォート側に素性がばれた後は、家族を危険にさらさないために別行動を取ることとなった。

●キミコ
日本人の少女。監禁されていたところをザ・ボーイズに助けられ、彼らと行動を共にするようになった。何年か前に弟とともに拉致され、コンパウンドV投与の実験体になっていた模様。
一言も話さないながらも、フレンチーと心を通わせ、御洒落にも気を遣うようになるなど良い変化が起こりつつある。
紅一点だがメンバーきっての武闘派。演じる女優さんもめちゃんこかわゆく、どしどし活躍していただきたいですね。ぜひね。

●ホームランダー
ヒーロー側の主役にしてラスボス。やることなすことえげつないにも関わらず、何故か憎み切れない不思議な魅力を持つ物語の牽引役。
二話か三話かどちらかで、一度だけ人の首を怪力でなんかしたような気がするが、それ以外は徹底してビームしか撃たないというビーム人間。
せっかく飛べるし怪力なのに、近距離でもビーム、遠距離でもビーム。
たまには肉弾戦が見てみたいのだが、多分あれか。激しく動くにはマントが邪魔なんだな。
詳しく突き詰めると、ヒーロースーツにマントはいらない談義に発展してしまいそうなので省きますが、筆者的にはかっけーからマントは有り派です。寒いときは毛布にもなるしね!

●ディープ
セブンのナンバー2……と謳われているはずなのだが、活躍したのが一話か二話で、かっちょよく海に飛び込むシーンだけという不憫なポジション。
その後は前述のようにイルカを助けようとしてみたり、ロブスターを助けようとしてみたり、エラ男呼ばわりされてみたり、Youtubeの動画にて謎の醤油広告に出てみたり、唐突に頭を丸めてみたり……とすっかりギャグ要員となっている。
シーズン2では活躍があるのだろうか……活躍の場を与えるには、もう味方になるしかないのではないだろうか……。

●Aトレイン
ヤク中ヒーロー。ヒューイの恋人爆散の元凶だが、巨悪ホームランダーに比べると若干影が薄い。
シーズン1で彼がやったことと言えば、ヤクを吸ってみたり、ヤクをほしがってみたり、ヤクを隠そうとしてみたり、とにかくヤク絡みで、最終話にてようやくスターライトと対決して悪役っぽいところを見せてはくれたけど、結局負けちゃって、いずれこいつを倒してもカタルシスはあまり得られないんじゃないんすかねと思うくらい株価暴落が止まらないので次がんばれ。

●トランスルーセント
とりあえず今シーズンでは彼しか退治できませんでしたね。
『インクレイディブル・ファミリー』などでは、特殊素材のスーツにより、着ている服も透明化したりするのだが、彼の場合は潔く真っ裸。そのためのダイヤモンド皮膚かと思うと納得。
だが任務の最中、ずっとぶらぶらしてたら気にならんのかなー。

●ブラック・ノワール
顔を隠した覆面ヒーロー。今シーズンではキミコと一戦交えたのみだったが、いずれその覆面の下が問題となってくるんでしょう? そうでしょう?
ピアノがうまかったりと今のところネタっぽいのだが、実は女性だったとかそういうことはあるんでしょうか、どうでしょうか。

●クイーン・メイヴ
立ち位置的にホームランダーとセットで出て来ることが多いが、古参メンバーの中で一番の常識人。昔は夢と希望を持っていたようだが、ヒーロー社会の現実に疲れ果てている様子。
ぶっちゃけかなり筆者好み。キラキラしたスターライトが新規加入し、彼女にも良い影響が出ると嬉しい。
が。その反面、スターライトをかばって、ホームランダーの魔の手に罹ったりはしないかと心配でもあります。やめてや。

●スターライト
セブンに新規加入した本作のヒロイン。ぶっちゃけかなりかわいい。
新コスチュームより旧コスチュームのほうが似合っているし、遥かに素敵だと思います。
ヒューイが復讐目的で自分に近づいたことや、実は自身が意図的にコンパウンドVを投与された後天的ヒーローであることを知り、一度は捨て鉢になるも、メイヴやヒューイの激励によって熱い心を取り戻し、ザ・ボーイズを助けるためAトレインと対決する。
正直Aトレインが全力で突っ込んで来たら、ロビンの二の舞になって終わりなんじゃないかと思ったんですが、肉体が強化されているために、常人と違って弾けたりしたいんでしょうね。パイセンに向かって、ほわちゃーと光を放つ姿は最大の見せ場。
ぜひ最後まで生き残り、ヒューイと幸せになってほしいですね!

●マデリン
ヴォート社の重役。ホームランダーのプロデュースを担当する。
五十代ながらも、おそらくは代理母を通して子供をもうけ、自身のオフィスにて電動搾乳を行なっている。
で、それをホームランダー大先生が透視している。
しかもマデリンはそれに気づいていたというから、なんだよもう何プレイなんだよと叫びたくなるのだが、彼の狂気をもっとも強く感じていたのもマデリンであり、実はずっと怯えていたことが後に語られる。
最後はホームランダーの手によって焼かれたわけだが、あれだけ心配していた自身の子どもは、ブッチャーの爆発に巻き込まれて死んでしまったのかと思うと悲しい。万が一……億が一にでも、ホームランダーが助けてくれている可能性があればいいんだが、多分ない。

↓シーズン2の感想はこちら。


↓原作コミックはこちら。ドラマよりもエグいそうです。

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