映画『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』ネタバレ感想。いつからフォースは魔法に等しくなってしまったのか。

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け SF

原題:Star Wars: The Rise Of Skywalker
2019年の映画
おすすめ度:☆☆☆

【一言説明】
フォースってもっと地味じゃね?

2001年に行われたイギリスの国勢調査にて、実に四十万近い人々が「ジェダイ教」と回答したように、とにかく全世界で爆発的人気を誇る『スター・ウォーズ』の最新三部作の完結編がこのたび公開されました。
心はジェダイ。フォースと共にある身としては初日に駆け付けたかったんですが、あいにく胃腸風邪にてダウン。フォースが足りてないことを露呈し、ジェダイへの道のりはこの果てしない坂道を上った先さ……! 的な感じで、あーあーエンドア行きてえなあぁーーーってなったんですが、いつもよりも短めにエイヤッ! と回復して劇場に行けたことを鑑みるに、やっぱりフォースもってんじゃね? という実感が湧いた次第です。
何が言いたいのかというと、
スター・ウォーズだ、ヤッホー!!
ってことだよ!

※スター・ウォーズシリーズはエンドクレジット後に映像があったためしはないが、もちろん本作にもなかったZE! わりと長いからビッグ・サイズのコーラとか持ち込むと膀胱が地獄を見るぜ! 見たぜ!

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あらすじ

闇の帝王、悪の代名詞。
ダース・シディアスことパルパティーンの影がちらつき始めた。
「えっ、あいつ生きてんの?」
気配を感じ取ったカイロ・レンは、行方を捜しに単身宇宙へと飛び出す。

一方レイはレジスタンスの基地にて、レイアの元で修行に励んでいたのだったが……。

※以下ネタバレです。旧シリーズもネタバレしていますので注意。

 

 

 

スカイウォーカーの夜明け ベン カイロ・レン

感想

オープニングスクロールにて、真っ先に『死者の口が開いた!』の一文が表示され、パルパティーン生存が観客に知らされる本作。
なんと前作までのボスだった最高指導者スノークはパルパティーンが作り上げた傀儡であることが判明し、カイロ・レンことベン・ソロを導いてきたのはダース・シディアス本人だったという事実が明かされる。
しかも皇帝はシスの本拠地とやらにものすごい軍隊を隠し持っており、「レイを殺したらこの軍隊をやんよ」とベンに持ち掛けて来る。

なんだよ、結局今回も敵はお前なのかよ。

シリーズ全作を通してボスを務めるとは、ほんとに元気なおじいちゃんですよ。
タイトルからしてカイロ・レンがダークサイドから帰還することはわかっていたので、じゃあボスはどうすんのっていったら、そりゃあファースト・オーダーでは力不足。皇帝陛下に三度出張ってもらうほかないっすよね!
そしていつも思うけど、このオープニングスクロールはほんと禁じ手と言っていいくらい便利ですなあ。開始十数秒で前作と本作の間の空白期間の状況を頭に叩き込み、「なるほど今回はそういうスタンスで話が始まるのだな」と身構えてから本編に挑むという、ある意味よく訓練された観客というか、製作側との一体感も得られるというか、館内にフォースが満ちまくっているというか、まっ「May the Force be with you」ってやつだ!

ただ今回ものすごく気になったのが、フォースの扱い。
手をかざすだけで傷を治してみたり、飛行機を一撃で爆破できるくらい威力のある電撃を飛ばせたり、終盤のパルパティーン戦に至っては、なんと空中に何千と飛ぶ戦闘機の電気系統を狂わせるくらいのびりびりを出すことができたり。
フォースを魔法と勘違いしてないか?
フォースはもっと地味なんだぞ! せいぜいが、めっちゃ集中すればエイヤッと三階分くらいの段差を飛び越えられるとか、ドリル殺法でぶっ飛んでくるとか、うっかり落としちゃったライト・セイバーを手元に引き寄せるとか、ブラ=サガリで逆転を狙うとか、手からびりびりーって出したら跳ね返って来て皮膚が膨れてあの姿になるとか、チノ=リがゲットできたとか、まあとにかくそんななんですよ。
多少の生命力を送るくらいはできても、致命傷を治しちゃったりとか、そんな万能ではなかったはずなんだが? パルパティーン単体で軍隊を撃破できそうとか、そんな性能ではなかったはずなんだが??
言ってみれば、一般人でもフォースの修行を積めばなんか真似できそうくらいのレベルであって、それが逆にめちゃくちゃかっこよかったんです。
ジェダイさえいれば盤石、ではなく。大勢の兵士の間に数人のジェダイがいて、普通なら無理そうな任務を彼らが引き受けてくれる。だから心強い。
とっておきの切り札だけれど、主力ではない。彼らの活躍が戦況を一気に覆しても、最終的に勝利を手にするには一般人たちの奮闘が必須。そういうバランスが保たれてこそのフォースだと思うわけです。
だからこそ、シス側だって兵士を募って帝国だのファースト・オーダーだのを作らないと銀河を支配できなかったわけで。
なのにこのパルパティーン無双状態はいかがなものか。
別に生きてたことに不満はないけど(ダース・モールさんだって実はあの状態になっても生き残っててヒェッとなったし)、もうちょっと控えめでよかったんではないでしょうか。
帝国VS.反乱軍のド派手な闘いの陰で、ひっそりと行われるのがジェダイVS.シスの構図だったはず。なのに今回は反乱軍VS.パルパティーンみたいになっちゃってて、前に出過ぎではないですかね。
あんないかにもな悪の闘技場で「俺怖いんだぜすごいんだぜ」を演出しなくても、十分に迫力あるのがシスだったのになんでああなったんだ。

あと納得いかないのが、なんでベンは最後死んだのか。
別に死ななくてもよかったんじゃないでしょうか……。見た後に他の方の感想や記事を読み、どうやら『自分の命を使ってレイを蘇生させたから死んだ』というのが正しい解釈らしいのですが、劇場ではなんか死なんでもいいのに突然ベンが後ろにぶっ倒れて消えたとしか思えず、頭の中が「?????」となりました。
『スカイウォーカーの夜明け』なのに、スカイウォーカー死んだで。
夜が明けてないよね。逆に夜になったよね。
ベンがライト・サイドに戻って来たからオッケーとかそういうことではないと思うのじゃが。
完全にじいちゃん(アナキン)と同じ道を辿っちょるんじゃが。
たしかにあそこまで悪の限りを尽くしておいて、「この度シスからジェダイに転向しましたベン・ソロです」と名刺を差し出しても反乱軍のみんなにボロボロに破かれるとは思うんですが、でもそこはめっちゃ反省して今までの悪行の分まで善行を積む流浪の旅に出て、何年か後に再び宇宙がピンチになったら颯爽と現れてレイを救うベン・ソロとかそういうスタンスでいったらよかったんじゃないでしょうか。
血筋が大事なんじゃなくて、受け継がれる精神が大事=私がスカイウォーカーの継承者よ! はとても素敵だと思うけど、それなら何もスカイウォーカーに拘らずパルパティーンを堂々と名乗ったらいいんじゃないのか……となんか納得がいかなく星三つの結果となりました。
前作『最後のジェダイ』が世間じゃ不評の嵐だと本作の感想を読んで初めて知ったんですが、個人的に新三部作の中では二作目だけが面白かったので、正直新三部作は作らなくてよかったんじゃないかなと身もふたもないことを思ってしまいました。
旧シリーズの三人全部死んで終わるとかなんだよもう。悲しいよもう。

不満たらたらな感想になりましたが、それでも要所要所でツッコみつつ楽しんで見たのも事実です。もしさらに続編があるとしたら、スカイウォーカーやパルパティーンのしがらみを越えた先の時代を描いてくれたらと思います。
結局みんなスター・ウォーズが大好きなのさ!

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人物紹介

●レイ
長らく素性が謎だった主人公。『スター・ウォーズ』シリーズでは主人公の素性が物語の大きな核となっているのがお約束だが、親なんて別に誰でもいいじゃないかと正直あまり気にならなかった。だから二作目で『誰でもない=一般人の子ども』と示された時は「おー」となったのが三作目で覆され、皇帝パルパティーンの孫娘であることが判明する。
なんだよ、結局血統かよ。
壮大な運命を語るのに、誰かの子どもであることは必須じゃないと思うんですが、まあサーガですしね。その方が盛り上がりますよね。
レイア姫を除くと作中で唯一のジェダイなため、彼女が倒すべき敵と果たすべき役目が多すぎて、乙女チックな展開とはまったくの無縁。
しいて言えばベンとの関係がほにゃららら……だったのかもしれないが、レイ本人の漢気が高すぎるあまり、ロマンスというよりは兄弟同士の契りとか、どこぞの桃園にて誓いを立てた三兄弟みたいなスタンスに見えた。
そして複数の男性陣と数々のフラグを立てるも、結局全部ぶち壊すというすがすがしいほどのフラグクラッシャーぶりを見せ、最後はかつてのルークよろしく砂漠に仁王立ちし、スカイウォーカーの夜明けを見つめて終わる。あっぱれ。

「わしを殺して銀河の帝王になれやー」と実のじっちゃんから夢を託されるも、手段……。迷惑じゃっちゅうに。別に銀河とかいらんっちゅーに。
というかじっちゃんは名実ともに銀河の帝王になっていたわけだが、金銀美女を侍らすわけでもなく、KAWAIIものに囲まれるわけでもなく、スコーハー言うマスクのおっさんや素顔もわからない白い軍団に囲まれ、ひたすら反逆の芽を摘み取っていたように見えるけど、何か楽しみがあったんですかね。悪行を働くのがひたすら楽しかったんですかね。シスって大変な存在ですね。
結局夢溢れる健全な若者だったレイは、座ったら秒で痔になりそうな皇帝専用椅子に座ることを拒否し、ルークとレイアのライト・セイバーを駆使してパルパティーンを撃破。その代償として命を失った。
そこを愛するベンの手で復活させてもらうわけだが、そもそもがなんでパルパティーンを倒したら死んだのかイマイチ謎。
力を使い果たしたからか……?
というか、二本あるセイバーの一本はベンが使って皇帝倒すんじゃろと思っていたら、一人で二本使うのでほんとにこの子はどこまでもフラグ・クラッシャーやで!
一人一本使ってたら多分どっちも生き残ってたと思うんだけどナ!

●ベン
オープニングスクロール後の冒頭で真っ先に登場……したと思ったら、かつてなく荒ぶる様相を呈し、どっかの誰か達を惨殺するシーンが映る。
突然のパルパティーン出現に怒っていたらしいが、それにしたって悪行が過ぎるぜよ。だから最後に死ぬ羽目になるんだよ。

シスの本拠地エクサゴルの手がかりがある惑星にて、レイとの一騎打ちの最中にレイアから最期のテレパシーが届き、思わず止めを刺そうとする手を止めるベン。
だがそこを好機とばかりにレイに腹をぶっ刺され、致命傷を負う。
空気読め、と言いたくなった。
フォースだけ読んでればいいと思うなよ! 今のは改心の流れじゃったろがい!
そんな空気読まない子レイの手により傷を修復してもらい、その後現れたハン・ソロの幻影の後押しもあり、中二病的十字のライト・セイバーという黒歴史を波間に葬ったベン。
てっきりジェダイっぽい白い服装になってレイを助けに来るんだと思ったら、そんなことはなかった。ごくふつーの黒いシャツに黒いパンツという、そのへんにいそうなあんちゃんルックで駆けつけた。多分白が似合わなかった。
レイと二人、フォースの一対としてパルパティーンを押せ押せにするのかと思ったら、逆にフォースを吸われて相手をパワーアップさせるという悪手を打つ。しかもようやく先に気を取り戻したと思ったら、奈落の底にぶっ飛ばされてしまった。
すかさず、ブラ=サガリだ! オビ=ワンの弟子ルーク……の弟子ベンも伝説の技が使えるはず。逆転来たぜこれーーと思ったが、そんなことはなかった。ブラ=サガれずに落ちた。免許皆伝にしか使えない技なのか。
最期はレイを蘇生し、フォースの一部となって消えていった。
でもダース・モールさんだって生きてたわけだし、案外続編あったら復活ワンチャンあるかもだで!

●ルーク
一瞬で前作を名作にしたシーン=『肩を指でパッ』おじさま。よく考えるとスカイウォーカー姓を持っていたのは彼が最後ではなかろうか。ベンはベン・ソロだし。
故人だがフォースの幽体となって登場。自身がパルパティーンの孫だと知ったレイが、世を儚み隠遁生活に入りかけたところを優しく諭す。
「私もさ……言われたんだ。スコーハーって息するマスクのおじさんに、おめーの父ちゃん俺だぜって」
そりゃショックだわー。わかるわー。
なんのかんのとやる気を取り戻したレイのため、海底からXウィングを浮かび上がらせるルーク。何十年も水中にあったんだから、てっきりコックピットとか藻が張ってんじゃないのかと思ったが、よく考えると宇宙に出るんだから完全な密封状態になってますよね。杞憂でしたね。
幽体になってもよっこらせと岩に腰かける姿がいぶし銀。
マスター・ルークーーー!

●レイア・オーガナ
ルークの実の妹にしてジェダイ、反乱軍の将軍。
演じるキャリー・フィッシャーさんが撮影前に亡くなったため、出番は最小限に抑えられている。
すべての力を振り絞ってベンの心に語り掛け、改心のきっかけを作る。そのまま眠るように亡くなったが、肉体はベンが死ぬとともにフォースの一部となって消滅した。
反乱軍の支えとしても、シリーズの根幹を成す役者さんとしても、なくてはならない人物でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

●ハン・ソロ
旧シリーズのメイン三キャラの最後の一人。一作目にて息子に殺害されたが、今作ではベンの中に残る記憶として彼の前に登場し、改心を促した。
そもそも別にダークサイドに転向せんでよかったんじゃね……とは思えど、不器用にやり取りを交わす親子の姿にじーんとくる。きっとただの幻影ではなくフォースの導きがあったからこそ。

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●パルパティーン
荒ぶるおじいちゃん。まさかの復活を果たし、今シリーズでもラスボスを務める。
レイのじっちゃんであることが明かされるのだが、年齢的にいけるのかどうか一瞬首をかしげてしまった。アナキンが9歳の時、すでにじいちゃんだったと思うのだが……レイとの年の差が8歳くらいだとして、エピソード1の時点でほにゃららしていればいけるのか。そうか。ずいぶん遅くに生まれた子じゃのう。
というか別に孫同士でそろえなくても孫とひ孫とかそっちでもよかったんじゃないすかね。どうしても孫同士がよかったんすかね。

今回もめちゃくちゃ居心地の悪そうな惑星とインテリアに囲まれて悪だくみをしていたが、孫の勧誘に失敗。
というかお前はなんでアナキンで失敗したのに今度はイケると思ったんだ? そんなとげデザインの椅子を持ってきて、若い女子が喜んで座るとでも思ったのか?
でもって死にざまが、メイス・ウィンドウに追い詰められたときとまったく一緒なんですが、シスの辞書には学習という言葉が載ってないのでしょうか。とりあえずインテリアのセンスを磨いた方がよろしいと思いますよ。

●フィン
レイと愉快な仲間たちの一人。元ストームトルーパーという異例の経歴を持つ。
一作目で一般人ながらもライト・セイバーを使い、もしかしてジェダイの素質があるのか……と思いきや、二作目ではとくに言及がなく、でもやっぱり三作目にてフォースを介し色々と感じ取っている描写があるのでジェダイの素質があるっぽい人。
結局どっちなんだよ。
あと前作で絆を深めたはずのローズとは、今回ほぼほぼ接触なし。むしろ新キャラの女子とわちゃわちゃし、ローズとは戦闘の最中にすれ違うくらいなので「???」となった。
別れた後のそっけない元カップルみたいなノリだな!
でもって流砂にのまれた際は、レイに向かってとっさに何かを言いかけるなど、あちこちでフラグを立まくったにも関わらず、結局何を言いかけたのか最後まで明かされないなど消化不良な部分が多い。
別に誰ともくっつかんでよいから、思わせぶりな描写を最初から入れなければよかったのではないかな!

●ポー
荒ぶる戦闘機乗り。レイと愉快な仲間たちの一人。
二作目の最後でレイと何やら思わせぶりに微笑みあったりしていたが、今作では元カノが出てみたり、やたら序盤でレイとやりあってみたり、でもフィンとレイとの絡みにしつこく反応してみたり、されど結局独り身だったりとなんやかやでやっぱり消化不良気味な人物。
多分監督が交代したのが影響あるのかもしれないが、最初っから色恋は抜きでやったらよかったんじゃとフィン同様思いました。
レイア亡き後は将軍に抜擢され、シス本拠地への総攻撃を指揮するが、圧倒的戦力さにより窮地に陥ると、「いけると思ったんだが……みんな……メンゴ……!」と泣き言を言い始めるのでおいおいとなった。
たしかに圧倒的劣勢だったが、そこで総大将がしっかりせんでどうする。
しかもその直後にたくさんの援軍がやって来たのを見るや、「よっしゃ、勝てるでー!」と一気に明るくなるので、なんかもうこんなキャラだったっけ、んふーんとなった。
何はともあれ、みんな無事でよかったね!

●R2-D2とC-3PO
仲良しドロイド二人組。今作ではレイア側に残るR2-D2とレイにくっついていったC-3POとで離れ離れになってしまう。
特にC-3POはシス語を翻訳できるものの、音声として出力することは禁じられているということで、記憶を失う危険を冒して探検に記された手がかりをレイたちに伝える。
R2-D2に保存された記憶チップで無事に元に戻ったといいけど。
「初めまして」と言われた時の驚きR2はめちゃんこかわゆい。

●BB-8
本作のマスコット。ボディ部分が球体のため、悪路をものともしない画期的ドロイド。
主人のポーにはかわいがってもらっているらしく、レイが危険にさらしたことで喧嘩を繰り広げた。
最終決戦ではお馬さんに混じり、負けない速度で敵陣を走り抜け、フィンよりお褒めの言葉を頂戴したのだが、そこはポーの戦闘機に乘ったらよかったんではないかなっていう。なんにせよかわいい。

●チューバッカ
ハン・ソロとルークに続きレイアまで失い、悲しみの慟哭を発する姿がかわいそうになる。
お祭りの星に潜入した際、「目立たないようにしろ」と言われてちょっとだけ腰をかがめてみせるが、そういうことではないよね。
でもって突如現れたファースト・オーダー軍に拉致され、焦ったレイが彼の乗った飛行機をフォースで引っ張りっ子した挙句に爆破するという目玉が飛び出そうな所業を見せる。
なんでそれでいけると思ったのか、反省文を百枚書いてこいや! 別の便に乗ってたからよかったけど、「チューイ……」じゃねっつの!
何はともあれ無事でよかった。

●ローズ
前作での大活躍が嘘のように出番を減らされた不憫なキャラクター。
心無い中傷やバッシングのあおりを食ったのかもしれないが、そこは気にせず活躍させてほしかったのが正直なところ。ローズはかわいいと思います。

●ハックス将軍
いつも感じ悪くカイロ・レンに絡んでくる将軍……だが裏の顔は反乱軍に情報を流すスパイ。
その理由が、「カイロ・レンが負けるところを見てぇからさ!」というすがすがしさすら感じる根性悪。
結果としてフィンとポー、チューバッカが大ピンチのところを救ってくれるが、すぐにスパイであることがばれて仲間に殺害されてしまった。

●波がすごかった惑星
名前は忘れたが、ベンがレイと戦って改心した星。なんであんなにばっしゃんばっしゃん海が荒れていたのか謎。
というかスター・ウォーズに出てくる星は、明らかに生物が住むのに適さない環境だったり、なんでそんな仕様になんの? と首をかしげるものだったり、奇をてらいすぎていると感じるものが多数なのだが、そこに魅力を感じるのもまた事実なので結局住めば都ってことですかね。
盗んだボートで走り出したレイは無理くり波を渡っていったが、その後フツーにミレニアム・ファルコンが到着しているので、最初からファルコンで来ればよかったんじゃ……。
しかも波が止むと嘘みたいに静かな海になっていた。短気は損気だで。

●シス側の艦隊
空を埋め尽くすほど膨大な数の艦が浮いていたが、結局司令塔となる艦のアンテナをぶっ壊せば他全部が止まるという謎仕様。
たしかエピソード1でもそれが原因でナブーにて敗北してたような気がするんですが、マジで学習という言葉がないのか、ちみたちの辞書には。おかげで助かったけどさ。

●うじゃうじゃいるシスたち
悪の闘技場の観客席にわちゃわちゃいたシスっぽい影達。
パルパティーンと一緒に消えたっぽいけど、結局あいつらなんだったん……? シスの幽体? 数多すぎない?
とりあえず皇帝のパフォーマンスに合わせてもじゃもじゃ反応を返してくれるので、観客としての素質はあったようだが。謎ん。

●監督
J・J・エイブラムス氏。説明不要の名監督。
全く新しいシリーズを作り出してくださりありがとうござました! 次回作も楽しみにしております。

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