映画『ゾンビランド』ネタバレ感想。見たらトゥインキーが食べたくなるなる。

ゾンビランド 映画 コメディ

原題:Zombieland
2009年の映画
おすすめ度:☆☆☆☆
グロいの苦手でも大丈夫度:☆☆☆☆
※R15指定なのでよい子は見ちゃだめだよ!

【一言説明】
あの菓子トゥインキーって言うのか!

ゾンビランド 映画 トゥインキー

2019年11月22日の『ゾンビランド:ダブルタップ』公開に合わせ、一作目をTSUTAYAで借りて参りました。
在庫がなくなる前にな!
何せ『ジョン・ウィック』のチャプター1と2が、未だにジモYA(地元TSUTAYAの略)に返って来ておらんのです。チャプター3でキングが出て来たとき、「うん、これ誰だっけ」ってなりましたからね。2でローレンス・フィッシュバーン氏がいたのは覚えてたけど、結局何をした人だっけって。
同じ轍は踏まねえ!

主演は『グランド・イリュージョン』のジェシー・アイゼンバーグ氏と『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソン氏。そして『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンさんに『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンさんです。
続編でも四人全員続投するというから嬉しい限りです。

『ゾンビランド:ダブルタップ』の感想はこちら↓

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あらすじ

右はゾンビ。左もゾンビ。
猛威を振るうウィルスにより、地球は壊滅。大国アメリカも最早ゾンビランドとなり果てた。

数少ない生存者の一人・コロンバス(仮名)は、故郷を目指す途中で荒ぶる中年男性と出会う。
彼の名はタラハシー(仮名)。
キング・オブ・ジャンク菓子『トゥインキー』を求めてさすらう男。

タラハシー「なあ、持ってるか?」

持ってないっす。
ビスケットでもあるまいし、ポケットにトゥインキーは入ってないわー。

何はともあれ、旅は道連れ世は情け
男二人の珍道中が幕を開けたのだった……。

※以下ネタバレです。未見の方注意。

 

 

感想

ゾンビといえば、グロ。
切っても切れない関係にあるこの二つ。本作の評判を伝え聞いてはいたものの、チキンな筆者は今の今まで避けておりました。でも新作が公開とあっては避けて通るわけにはいくまいよ……と意を決してTSUTAYAで手に取ってみたのですが……。

めっちゃ軽快で面白い映画でした!

やだー。食わず嫌いして損したー。
冒頭の世界観紹介で怒涛のそれっぽい映像ラッシュがあるものの、そこを越えればほぼほぼグロ要素なしの軽快コメディ路線で話が進むため、クッション装備なしでも安心して見ていられる仕様です。
別にこれR15にしなくてもいいんじゃないの……と思ったんですが、多分アレではあるまいか……BM氏の下り辺りがひっかかったんじゃないんスかね……。御大になんつーことすんじゃい。

グロは控えめですが、主役コロンバスが自身に課す生き残るための32個のルールが面白い。作中ですべては紹介できなかったようで残念ですが、wikipediaにて確認できます。さすがwiki様さま。
個人的には『有酸素運動』と『準備体操を怠るな』が「うわ、リアルー」ってなりました。太った人=運動苦手から食われるとか……実際にゾンビウィルスが蔓延したら、さもありなん。ゲームと違って生身の人間は、ずーーっとダッシュってわけにはいかないからね!

そして本作を語る上で、最も重要と言っても過言ではないのがトゥインキー。タラハシーが追い求めて止まないお菓子。
作中では終盤にならないと現物が登場しないため、どんな菓子何じゃいな……と思っていたら、あれです。映画『ゴーストバスターズ』でイーゴンがエネルギーがどうたらの説明をする際に持っていた菓子!
でもって、『ダイ・ハード』でマクレーンを外部から支援するパウエル巡査部長がうまそうに食べてた例のアレ!
映画を見た当時、巡査がめっちゃうまそうに食べてるので印象に残ってました。てっきりアメリカンドッグの小型版かなんかだと思ってたんですが、本当はめっちゃ甘いお菓子なんですね、へー。

↓そんな魅惑の菓子トゥインキー。Amazonにて並行輸入品として手に入るそうです。約1,000+配送料。取り扱い可能となったのは映画の影響でしょうか。ゴイスー。

そしてやはりゾンビものと言えば、トゥインキーと並んで重要なのがゾンビ。
大人気ジャンル故、どこぞの海洋系モンスターと同じく様々なバリエーションが生み出されてきたわけですが、本作のゾンビはなんと、

運動機能が常人のソレ。

つまり動きがキレッキレ。だから当然走ってくる。そりゃあ人類壊滅しますわー。
しかも動く死体……ではなく、ウィルスに感染して理性がぶっ飛び、猛烈に腹が減りまくるという効能があるそうです。だから肉体機能に衰えがなく、ただひたすらフレッシュな肉体を求めて追いかけてくるという。

超性質悪い。

せめて動きが悪いなら、まだ可愛げがあるものを……。『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を見習えっちゅーねん。ナイト〜世界ならなんとか生き残れそうな気がする筆者です。

なにはともあれ、数あるゾンビ映画の中でも安心して見てられるので、かなりおすすめの面白さでありました。続編が楽しみっす。

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人物紹介

●コロンバス
主人公。ゾンビランド以前は完全な引きこもりで、それが功を奏して生き残った。今まで他人を究極に避けて生きてきたが、ゾンビランド化を機に両親の安否を心配し、故郷コロンバスへ向かおうとする。
途中でタラハシー、ウィチタ、リトル・ロックと出会い、なんやかやで彼らと絆を深めていく。
もやし体型ながらも身体能力と知力は高いようで、今まで生き残ってきたのがその証拠。
だがバイクは乗れないし、映画終盤でようやくウィチタと1塁に進めたものの、続編の予告を見る限りもしかすると十年間そこに止まり続けた可能性があることを示唆してたりで、最高に好感度の高い兄ちゃんであります。

ちなみに、406号室との回想で見せた彼の両手を使わずコップの中身を飲む技を真似すると、口どころか顔全体にジュースをくらう羽目になるから気をつけろ。角度とかそういう問題では断じてないのだ。

●タラハシー
序盤でコロンバスの旅仲間となる破天荒なマッチョ中年。ウディ・ハレルソン氏は前からカッチョ良いと思ってましたが、本作でさらにファンとなりました。
理屈っぽいコロンバスとはソリが合わない……と見せかけて、相性抜群の様子。

大物ゾンビを大型ハサミでヘアカットしてみたり、トゥインキーを求めて危険を犯してみたり、BM氏を見て大はしゃぎしてみたりと大活躍な彼。だが過去に愛犬がゾンビの犠牲となり、ゾンビ退治に熱中するようになった……という話の真相が判明した時は超絶しんみりとしてしまった。そりゃゾンビ憎しとなりますよ……。
そのままだったらただのお馬鹿ゾンビ映画となりそうなところを、ギュギュッと引き締めてしまうタラハシー氏の存在感に乾杯でございます。
疑似家族ではあるけれど、彼ら四人の行く末に幸あれ。

多分映画史上最高のトゥインキーの食べ方を披露した男。かっけーっす。

●ウィチタ
本作のヒロイン。エマ・ストーンさんの魅力炸裂のめちゃんこかわゆい女子。
過去になにがあったかは知らないが相当の人間不信となっており、男性二人を何度も出し抜く活躍を見せる。
それにしたってガソリンスタンドの店員はかわいそうだろうが。ウキウキしながら連絡を待っていた気持ちを考えると……アフーンってなります。

そんな尖ったように見える彼女も、希望通りパシフィックランドに連れて行ってあげる妹想いのとてもいいお姉ちゃんですね。
BM氏がツボだけどな。

●リトル・ロック
ウィチタの妹。ヒロインの一人。ティーンエイジャー前の子供にありがちな小生意気さを発揮する、めちゃんこかわゆい女子2。
初登場時は男子二人を罠にかけるため、ゾンビに噛まれたふりをしていた。タラハシーがきちんとためらってくれたからいいものを、あっさりドーンと行ったらどうするつもりだったんじゃい。

姉と同じで尖っているように見えてパシフィックランドに憧れているあたり、孫を見るおじいちゃんのような気持ちになる。だが昼ならともかく、夜に遊園地の電源入れたらそりゃあそうなるわー。

なにはともあれ四人全員生き残り、十年後も健在だそうなのでハッピーエンド。十年後は麗しの女性に成長していることでしょう。楽しみ。

●BM氏
トム・クルーズ氏を凌ぐグレード認定され、凄まじく広いお屋敷に住むあのお方。「ゾンビは共食いしない」事実を元に、まさかの戦略で生き残っていたとはさすが名優。
だが死亡フラグ。

BM氏を出してきて、どうやって始末をつけるんだと思っていたが、まあゾンビメイクの時点であれ何ですが案の定という……エンドクレジット後といい、この展開にゴーサインを出してくれたことといい、ご本人もさぞやお茶目な方なんですね。最高っす。

続編にも出るそうですが、どうやって出るの?

●今週のゾンビ殺し
シスター……!

●ゾンビ
速いとかまじやめて。

●トゥインキー
アメリカに旅行に行ったら買ってみる。

●監督
ルーベン・フライシャー氏。『ヴェノム』も撮っていらっしゃるんですね。
続編も監督を続投とのことで大変楽しみにしております。ありがとうございます。

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