映画『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ 2U』ネタバレ感想。スプラッタホラー…ではなく心ときめく青春映画。

ハッピー・デス・デイ 映画 サスペンス

自身の誕生日に金髪美女が死にまくる!!

何そのコンセプト。超楽しい。
というわけで行ってまいりました『ハッピー・デス・デイ』&『ハッピー・デス・デイ 2U』!!
映画館当日は二本立てでの連続視聴。これが大正解でございました。
これから見よう、レンタルしようとお思いの方は、ぜひぜひ二本連続でご覧になることをお勧めいたしマッスル。

主演は『ラ・ラ・ランド』に出演していたジェシカ・ローテさん。そしてお相手役に今後注目株の若手イケメン、イズラエル・ブルサード氏が出演されています。


……と書き始めたのがすでに二週間近くというこの事実。
夏風邪はマジで性質が悪いから、皆様もお気をつけください。下手に暑いと面白いほど治りが悪いんですわー。

 

※以下二作品ともネタバレ。一応殺人が起きるので苦手な方、未見の方は注意。ネタバレを知らないほうが楽しめます。

 

 

ハッピー・デス・デイ 仮面

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ハッピー・デス・デイ

原題:Happy Death Day
2017年の映画
おすすめ度:☆☆☆☆

【一言説明】
アメリカ人のセンスがわからん。

あらすじ

9月18日。記念すべき誕生日の朝は、最悪の状態で幕を開けた。
泥酔による記憶の消失。見知らぬ男子の部屋。外に出れば、散水機の真っただ中で寝そべるバカップルに、突如ぶっ倒れる新入生。連絡寄越せと言い寄る一度だけ遊んだ男。すべてがウザい。

そんな歩くク●女こと主人公ツリーだったが、突如仮面をかぶった人物の襲撃を受け、あっけなく殺されてしまうのだった。

さようなら、現世。こんにちは、来世。

ではなく。

何故か再び目覚めるツリー。スマホの日付は9月18日。
そして繰り返される事象の数々。散水機のバカップルに倒れる新入生、言い寄るウザ男。
これってあれ? 死ぬたびに同じ一日を繰り返す、例のアレ?
そう、例のアレです。

殺人鬼V.S.美少女の仁義なきデスループ、ここに開幕ッ!

感想

文句なく面白かったです。
もっとこう血しぶきと臓物が舞い散る容赦なきスプラッタホラーなのかと思いきや、サスペンス仕立ての青春映画だったことに驚き。ラブもサスペンスもかなり上手いこと作られていました。

当初はツリーのク●っぷりが天井知らずで、正直こいつ早く死なねーかなと思っていたんですが、ループの回数を増すごとに嫌な部分がそぎ落とされ、どんどん魅力的になっていくから、あら不思議。
いいですね。かわいいですね、ツリーちゃん。

そんなかわいいツリーですが、パーティに参加しようと人気のないトンネルを通った際、不気味な仮面をかぶった黒づくめの人物に襲われ、刺殺されてしまう。
そこから同日の朝に戻って目覚めたのをきっかけに、何度も何度も同じ殺人鬼に殺されては目が覚める。

このデスループを抜け出るには、生きて明日を迎えるしかない。

泥酔時に保護してくれたよくメン男子(一見地味だがよく見るとイケメン男子)カーターの助言に従い、容疑者を特定するためにループを利用することになり、デミ・ロヴァートさんの『Confident』に乗せてバッタバッタと死にまくるツリー。
その回数十六回。刺殺、絞殺、撲殺、爆殺。なんでもあり。見事に死にまくったもんです。
だが裏を返せば同じ回数を執拗に襲ってくる謎の殺人鬼。大学のマスコットという名の不気味な赤ちゃんの仮面をつけた人物。
一体こいつは誰なのか?
これがマスコットとか正気なのか?

正体を暴く過程も一ひねりか二ひねりくらいされており、根っからのサスペンス好きにも満足のいく犯人像でした。
死にっぷりもどちらかというとコメディタッチで描かれるため、重くなく暗くなく、ポップコーンをもさもさ食べながらゆる~い気持ちで見られます。

では以下、ネタバレという名の人物紹介をば。

人物紹介

●ツリー
主人公。既婚の医師グレゴリーと不倫するなど当初はホラー映画で真っ先に殺されそうなビッ●風キャラだったが、ループで何度も死にまくるうちに素の自分が出てくる。曰く、母親を三年前に亡くし、その悲しみのせいで性格がク●になったらしい。
いや、その理論はどうなんだ。単に元々ク●だったんじゃ……。

ツリー「母が今の私を見たらがっかりするわ」
筆者がおかんなら、夜中に下着同然のけしからん恰好で人気のないところに行ったら襲われて当然だと説教するがな。正直殺人鬼じゃなくて別の誰かに襲われそうじゃねーか。だが襲われても案外ノリノリで応えそうな気がするほど序盤は●ッチ。

その後何度も同じ仮面の奴にぶっ殺されるうちに、持ち前のド根性が開花。カーターの助言もあり、ループ体質を逆手に取って容疑者を絞り込んでいく&カーターとの仲を深めていく。
と言ってもカーターはループの記憶を保持できないので、ツリーが一方的に相手への理解を深めていくわけですが、持ち帰りしたくらいだし元から相手側の好意はあったので無問題。

上述のように16回も死んだために修羅場慣れしてしまい、
最初は怖がっていたのが、終盤はソルジャーと化す。
それもかなり気概のある戦士。ゴルゴ皺がいつ刻まれてもおかしくないレベル。

15回目だか16回目だかでようやく殺人鬼の正体が判明。そいつの抹殺を決行する日は、これを正史とするために超感じのよい子ちゃんとしてふるまうも、翌朝やっぱりループして目覚めるという絶望展開に。

営業努力が水の泡……あいつが犯人じゃなかったのか?
それとも生き残ってもループから抜け出ることができないのか?

と見せかけて、実は真犯人によって寝ている間に殺されていたことが判明。最終決戦に挑み、見事勝利。
文字通り明日をつかみ取った。
ハッピーエンド!

●カーター
ループの起きる18日の前日。泥酔して前後不覚に陥ったツリーを保護。男子寮の自室まで持ち帰ってくれた男子。学部は不明だがチェックのシャツがどう見ても理系。
一見地味っぽいけどよく見るとイケメン。だがひょろんとした体型のため、強そうには見えない。

中盤までどうせお前が犯人なんだろと思っていました。
ツリーの胸をときめかせておいて最後どーんみたいな、どうせそういう展開が来るんだろと身構えてましたが、そんなことはなかった。普通にいい奴だった。

だが弱かった。

あっ、そこは強くないんだ……。実はジョン・ウィックばりのガンフー使いの達人だったとかそういうことはないんですね。

殺人鬼の正体=大学の附属病院にて手術予定だった連続殺人犯トゥームズだと気付いたツリーが病院に乗り込む。
  ↓
案の定、監視役の警官を殺害して逃亡しようとしていたトゥームズを発見。
  ↓
デスマッチ開幕!
  ↓
助けに来たカーターが殺されてしまう。
  ↓
トゥームズは倒したが、このままループを脱出するとカーターの死が確定。それはイカンので自殺して仕切り直しすんぜ!

というまさかのヒロイン役。
ツリーの男前っぷりを褒めたたえるべきか、カーターのもやしっぷりに突っ込むべきか正直迷うわー。ないわー。

まあ最後はなんでかかわいい彼女もできたしハッピーエンドだからいいではないか、っつーことですかね。

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●ロリ
ツリーのルームメイト。大学付属病院にて医師か看護師かどっちかのインターンを務める。
不倫しているツリーをたしなめ、「そんなことしているといつか報いが来るわよ」予言のような発言をする。
心優しいロリはツリーのために誕生日の手作りカップケーキ(ポスターで出てくるあのケーキ)を焼いてくれるのだが、序盤のク●度をこじらせたツリーはなんとあろうことかケーキをゴミ箱にダイレクトシュートするのであった。
お前……。

マジで天罰下るぞと思ってからのご覧の展開だが、その後もデスループでケーキどころじゃないツリーはついぞ口にしなかった。

それが正解だった。

何故ならロリが真犯人だから。

Oh……。

この寮、ろくな奴いねーなと思うのは気のせいでしょうか。
入り口にいるアジア系の子はめっちゃ感じいいけど、ダニエルといいツリーといい、アクの強いやつばかりだぜ。殺人鬼までいるし。

実はあのケーキは毒入りで、グレゴリーに懸想していたロリは嫉妬によりツリー殺害を目論んでいた → 「報いが来るわよ」 → 報い=自分という凄まじい式をぶっ立ててくるなんというかサイコさん系女子だったんですね。

殺人鬼は確実にツリーより背が高く、男性っぽく見えるんですが、そういえばロリは長身だったなと気づかされる構成のうまさ。
だがあの数々の所業を本当に女性一人でできたかというと細けぇことはいいんだよ!

トゥームズを倒して明日を迎えようとしたツリーは、カーターとのお祝いでケーキを食べてから眠りについた。
  ↓
寝てる間に毒で死んだ。
というなんちゅうこっちゃな真相でございました。

真相に気付いたツリーとの格闘の末、毒入りケーキを自ら口に突っ込まれ、窓から蹴落とされて死亡してしまったロリ。最初はめっちゃ感じがよかったのになあ……と合掌。

●ダニエル
お騒がせ寮長。ツリーに輪をかけて感じの悪い女子。
炭水化物などもってのほか。定期的に会議を開催しては美の追求から外れた寮仲間を迫害するというなんともかんともな性格をしている。
一時期ツリーに容疑者扱いをされていたが、まあまずないdeathよね。こういうキャラはね。
実はおバカに見せかけて超有能だったという方向はゼロではなかったが、本作ではなかった。

●グレゴリー
大学附属病院の医師で講義も受け持っている。
受講していたツリーとイケナイ仲になっていたが、自身のオフィスで真昼間に逢瀬しようとしているのを見るかぎり、ロリ以外にも筒抜けだったのではないかと思われる。
こいつが犯人の可能性もないわけではなかったが、中盤で早々にぶっ殺され、容疑者リストから見事外れることと相成った。

ツリーとロリの両美女に愛されるわけだが、どこがいいんだかようわからん。

●ニック
ダニエルの彼氏。泥酔した晩、ツリーがこやつにキスをかましたところをダニエルに見られ、彼女が容疑者リストに載ることになったわけだが、正直かなりのおバカ。
2週目だか3週目だかでツリーとのアーン☆な行為に及ぼうとしたところを、部屋の中に潜んでいた殺人鬼によってぶっ刺される。早々に容疑者リストから外れたわけだが、多分誰も疑ってなかった。

●ツリー父
冒頭からスマホの着歴によって存在感を示す姿なき父親。カーターに次いで怪しい犯人候補だったが、そんなことはなかった。
終盤でご本人が登場し、ごくごく普通の善良な娘想いの父ちゃんであることが披露される。疑ってメンゴだ。

●ツリー母
今は亡きツリーの母。死因がなんだったのかよくわからず、てっきり彼女をトゥームズに殺された過去があったから疑ったのかなと思ってたがそんなことはなかった。
そんなことないことばかりだこの映画。

ツリーと誕生日が一緒ということが判明。へー素敵と思った瞬間、命日も一緒という設定が披露され、掲げた杯を降ろすに降ろせないような何とも言えない気持ちにナタヨ。
ツリーがループするのはおかんの愛が彼女を守ったから……と思った君は続編を見よう。

●トゥームズ
連続殺人犯。多分若い女性ばかり狙っていた危ない奴。
逮捕されたが、病気なんだか怪我したんだか、とにかくツリーたちの通う大学の附属病院に運び込まれ、手術を待つ間ベッドに拘束されていた。

ツリー殺害のスケープゴートに仕立てるため、ロリによって寝ている間に手錠を外され、例の仮面も側に置かれていた。
病院内で襲ってくる場合はトゥームズ本人だが、他はすべてロリによる犯行である。

●オルゴール
序盤でトンネル内にて設置されていた『ハッピー・バースデイ』を奏でるオルゴール。
なんつーか鳴る・鳴らないのタイミングがホラーがかっており、人知を超えた何かに支配されている可能性があるようでないんだろうけど、よく考えると重要でもなんでもないので例のホラーにおける思わせぶりな村人Aのポジションである。やめーや!

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ハッピー・デス・デイ 2U

原題:Happy Death Day 2U
2019年の映画
おすすめ度:☆☆☆☆

【一言説明】
死地に舞い戻ったソルジャー大暴れ。

あらすじ

彼の名はライアン。ルームメイトとその彼女がイチャコラするために部屋を追い出され、一晩を車の中で過ごす羽目になった男。
部屋に戻ろうとすれば散歩中の犬にほえられ、怪しいおっさんにお金をたかられる始末。
だがライアンはめげない。仲間と開発中の量子をうんたらするなんとかの装置が昨夜0:01時に記録的な数値をたたき出したのだ。

これは……ノーベル賞ワンチャンあるで!

喜んだのもつかの間、突如現れた黒服&仮面の人物により、あの世に送られてしまうライアン。

さようなら、現世。こんにちは、来世。

……って、なんかこの展開見たことある?

そう。再び始まる例のアレ。

今度の主役はライアン……ではなく、殺人鬼V.S.美少女のデスループ、再びここに開幕ッ!

感想

一作目終了の直後から開始される続編。
めでたくカップルとなったツリーとカーターによって追い出されたライアンが、例の仮面をつけた黒服にのっけから殺されてしまい、しかも再び同じ朝に目覚めての物語開始。
すわ、今度はライアンが主役なのかと思いきや、実は前作のループはライアンの開発した量子なんたらの機械によって発生していたことが判明する。

おかんの愛……ではなかった!

なんだよ、残念。SFってかそっち要素かよ。
SF苦手なため、この時点で若干冷めかけたんですが、ライアンからツリーに主役がシフトするあたりから面白さが加速してきます。

そして再び現れた殺人鬼。
前作でロリは確実に死んでいるわけで、じゃあ今度の犯人は誰だよと思ったらなんとライアン自身。
昨夜のループ=機械作動の影響で時空が歪み、別次元のライアンがこの世界に来てしまい、自分が二人いると危険だから一方を抹消しようとしたというのが真相らしい。

ライアンの発想が過激。
二人がやばいなら一人にすればいいっ……て、一応それ自分なんですけどね。いやん。

ほんで時空のゆがみを直そうと、無理やり再稼働させた装置が暴走。ばーんってなったところに巻き込まれたツリーは気を失い、再び目を覚ましたらそこは9月18日の朝だった。

「おまっ……戻しやがったなああぁぁ!」

ライアンの胸倉を掴んで慟哭するツリー。あんだけがんばって抜け出したループに再び戻すとかマジでどうしてやろうかしゃん。
しかも装置の影響で同じように見えて微妙に違う別次元のツリーと入れ替わってしまったようで、なんとそこではカーターはあのダニエルと恋仲になっている。

ツリー「マジか……」

マジでか。こっちのカーターはダニエルのどこがよかったんじゃい。
だがしかし。嘆くことばかりではなかった。

この時空では、なんとツリーのお母さんが存命だったのだ。

そこから始まる葛藤。(元の次元に)戻るべきか、戻らざるべきか。
ハムレット並にツリーは悩む。

一方、ループを閉じるためのアルゴリズムを導き出すためには1日では到底無理なことが判明。だがツリーはループによって記憶を持ち越せる=彼女が記録媒体となることで、無数に試行錯誤ができる。
いちいち殺されるのを待っているのは面倒なので、本日分のアルゴリズムを記憶したら昼のうちに自殺してループしてしまおう、というとんでも計画が提案される。
そこから始まるツリーの陽気なセルフデスループ ツアー。
洗剤を一気飲み・粉砕器に突入・パラシュートをつけずにダイブ!

もっと自分を大切にしろよ……。

前作でもそうだったが、ループでの損傷は体に古傷として蓄積されていくそうなので、粉砕器とか無茶振りが過ぎマッスル。

とまあそんな感じで一作目と違って二作目はサスペンス要素がかなり薄れ、青春ドラマの要素が強くなっています。一応別次元でも仮面の殺人鬼が出現するも、時間は夜以降、しかも場所が病院とわかっているために事態はそんなに切迫していない。
ここが人によって好みが分かれるところ。
奇跡的に再会を果たした母親とのやり取りでは、ツリー役ジェシカ・ローテさんの演技力もあって、かなり見どころのあるシーンとなっているんですが、若干の蛇足感は否めないかなというのが正直な感想。
かなり面白くはあったんですが、それでも一作目の完成度には及ばないというか、サスペンス部分が尻すぼみになってしまったのが残念。
ただ本作はツリーのさらなる成長が描かれ、カーターとの絆が深まったので作った&見る価値は十分あると思います。
犯人はお前かよって言いたくなること請け合い。

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人物紹介

●ツリー
本作でも主人公を務めるド根性ギャル。
別次元では母親が存命であり、一作目のレストランで父親と共に娘を待っていた。

再び9月18日の朝に送られ絶望するが、犯人はわかっているしまずはトゥームズの逃亡を阻止せな……と病室に行ったら、案の定出てくる仮面の黒服男。
ところが逃走中にロリと遭遇。なんとトゥームズは現在絶賛手術中であるという。
ツリー「じゃあ、あの黒服は誰?」
ロリ「知らんがな……ぐはっ!
呆気なく仮面の男に殺害されるロリ。
ループ最中に出会ったグレゴリーはツリーを見ても知らん顔=二人は不倫していない=ロリに動機がない。

この次元、どうやら犯人は別にいるらしい。

なんつー面倒な。

前述の通りにセルフループを行い、アルゴリズムをその身に刻み正解に近づいていく。
その過程でカーターへの気持ちを改めて確信し、物語はここに残って母を選ぶか、それとも元に戻ってカーターの愛を取り戻すか、二択への葛藤に焦点が当てられるようになる。
最終的に母を選ぼうとしたツリーだが、

「過去に立ち止まらなければ未来は選べる」

というような母の言葉に後押しされ、カーターとの未来を目指して元の次元に戻ることを決意する。

そこから始まる殺人鬼退治。よっ、待ってました!

元の次元に帰る前に、この次元のゴミを退治しちゃろと病院に乗り込み、無事退治。ロリに別れを告げ、元の次元へと帰還。見事カーターとのハッピーエンドを手に入れる。

●カーター
本作の序盤で無事ツリーと『恋人』の間柄になるが、別次元ではダニエルとカップルに収まっているという謎男。なんでや。

前作でも対して強そうではなかったが、ダニエルといちゃつく彼への当て付けに、ツリーが空から目の前に落下して死ぬシーンではベンチの上に飛び上がって「きゃー」と叫ぶ姿が見られる。いざというときは男気があるのに、普段はとんだ乙女男子じゃのう。

ただ別次元のカーターもツリーと触れ合ううちに次第に彼女に魅了されてきており、しかもダニエルが実はニックと浮気していることも判明したので、結局はこっち次元のツリーとくっつくのではないかと思われる……と書いたけどどうだろう。
こっち次元のツリーはあのダニエルと親友だそうなので、一作目序盤のク●女ツリーである可能性も高い。
お前、おかんが生きてても結局その性格なんかい。

なお、今作では18日の朝に毎回棚に頭突っ込んで何を探していたかの謎が明かされる。
マウスピースを探していたんですってよ、奥様。

●ロリ
別次元ではツリー殺害を目論んでおらず、なぜか殺人鬼に狙われている。
嫉妬に狂ってなければ普通にいいやつだと再認識。

最後は犯人に腹を撃たれるが致命傷ではなかった模様。
「ここが病院でよかった」と至極もっともな感想をもらし、ストレッチャーにて運ばれて行った。

●ダニエル
相変わらずのおバカ女子。
だが。
今作では謎のフランス留学生に扮してキュートな姿を見せてくれるため、見直した人多数ではなかろうか。コメディエンヌの才能ありありですな。

●ニック
アホ。ちょっとしか出ないが十分にアホというナイスキャラ。

●ライアンと仲間たち
こいつらが量子うんたらな装置を作ったせいでツリーがループにハマる羽目になった元凶。前作でよく停電が起きていたのも装置稼働で電力を食ったから。
ツリーを元に戻し、ループを閉じるために尽力。
元の次元に戻ったあとは、国家のお偉いさんたちがやってきて「すげー装置だ」とどこかの機関で秘密裏に研究を続けられることとなった。
ワンチャンあったで!

●ツリー両親
別次元では二人揃って健在。ツリーとのやり取りは胸にじんとくる。
というかお母さんはこんな素敵な人なのに、なんで娘はアレに育ったのか。ある意味最大の謎。

●トゥームズ
別次元ではいいとこなし。今回もスケープゴートにされかけた挙句、あっさりツリーに射殺されてしまう。まあ極悪人だから仕方ないdeathね。

●犯人
前作でツリーと不倫してたグレゴリー医師。
なんと今作ではロリとイケナイ仲になっており、彼女が重荷になってきたからトゥームズのせいにして殺害しようとした。

発想が似過ぎていて正直お似合いだな、お前ら。

だが別次元のロリは普通にいい子なのでツリーに救ってもらえてよかった。
もちろんグレゴリーは返り討ちにされた。
だが妻が彼に協力したのはよくわからんし、あっさり殺しちゃったのはもっとわからん。
サスペンス要素が蛇足的になってしまったのが残念であります。

●管楽器男子
前作で毎回「うるさい!」と怒鳴られていた相手が判明。
朝っぱらから寮の廊下で管楽器吹いてたら、そりゃうるさいわー。怒られて被害者みたいな顔をしてるが、反省したまえよ、チミは。

●監督
クリストファー・リー・ランドンさん。パラノーマル・アクティビティの続編シリーズを撮っていらっしゃるようです。
めちゃくちゃ面白かった上に、次回作は殺人鬼と女子高生の体が入れ替わってしまう作品だそうで、そちらも楽しみにしております。ありがとうございます!

 

最後に。
一作目で死んだ回数が16って言ってたのに、二作目だと11になってるんだが、どうなっとるんじゃい!

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