映画『エスケープ・ルーム(2019)』ネタバレ感想。リアル脱出ゲームの良作誕生。設計された死に立ち向かえ。

エスケープ・ルーム 映画 サスペンス

原題:Escape Room
2019年の映画
おすすめ度:☆☆☆☆
肝心なところは映さない親切設計度:☆☆☆☆☆

【一言説明】
リアル脱出ゲーム。

今日も今日とて、雨降るTSUTAYA。何か面白い映画はないかいな? と準新作の棚を物色してみれば、見つけましたよ、『エスケープ・ルーム』。

命をかけた脱出!
しのぎを削る生存者!

これは……またアレが始まってしまったようデスね……。
そう。全人類垂涎の、例のあのアレ。
デス・ゲームがな!

主演は『WAVES/ウェイブス』のテイラー・ラッセルさんと、『ウォーキング・デッド』のローガン・ミラー氏というフレッシュな顔ぶれ。
だがそのフレッシュがDeathに挑むのを忘れてはいけないのデス

そして、まったく同名の映画が他にもあるようなので、間違えないようにパッケージを貼っておきます。
↓この六人が目印……って、2017年版のやつも六人の男女が映ってるデスが、デス・ゲーム界隈では6という数字が人気なんじゃろか。知らんぞなもし。

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あらすじ

最後の部屋を、一番に脱出したら、百万円!

男女六人の元に届いた、脱出ゲームの招待状。
知人の名を語り贈られたそれに、特に疑問も抱かず、参加する六人。

ある者は、現状からの脱出を。
ある者は、一歩踏み出す勇気を。
ある者は、純粋にスリルを求めて。

けれど、誰一人、気づいてはいなかった。
まさか『最後』が、『最期』になることには――。

※以下ネタバレです。何も知らんで見た方が一億倍楽しめるので、未見の方はご注意を。

 

 

 

 

 

 

エスケープ・ルーム 映画

感想

これは……良作!
脱出ゲーム=例のあのアレ系映画だと、結局のところは人がに、それがまたグ●だったり、ゴ●だったり、視覚にも精神的にも痛かったりすることが多いのデスが、本作はまったくそんなことはなかった。
言うなれば、紳士的デス・ゲーム。

ゲームの仕掛けも良質なら、物語展開も誠意に溢れ、悪趣味な絵面もなく、善人の皮を被った胸糞な悪人がいるわけでもなく、突如命を懸けたゲームに挑まされる人々の奮闘を、至極真っ当に描いた作品となっております。
事前情報皆無の博打ながら、借りてよかったと思えた次第。これだから、TSUTAYA物色はやめられぬのデス
おすすめの店頭ポップ作ってくれた人、サンキュー!

ストーリーは以下。

0.どこかの部屋に、天井から脚を怪我した青年が降ってくる。慌てた様子で出口の扉に駆け寄る青年。
「10個の数字に、穴が4つ……4桁のコードだ!」
その直後、突如こちらに向かって動き出す背後の壁。
「このままじゃ、壁に押しつぶされてお陀仏だ!」
  ↓
怒涛の謎解きを開始する青年。
逐一声に出して解説してくれるので、超わかりやすい=謎解き没頭時あるある。
  ↓
だが奮闘空しく、解いたはずの扉が開かず、壁と壁に挟まれて絶叫する青年。
君、主人公ちゃうんけ?

1.時は遡って数週間前。女子大生ゾーイ、スーパーの店員ベン、会社員ジェイソンの元に、知人の名で黒のパズルボックスが送られてくる。
他の事そっちのけで解読に没頭していく三人。
休暇中のゾーイはともかく、勤務中のベンとジェイソンは没頭したらアカンじゃろ。
ちなみに、冒頭でつぶされていた人=ベン。
あらー。あらあらー。

2.パズルを解くと、中から脱出ゲームへの招待状が出現。
『ミノス社のゲームに参加し、一番に部屋を脱出すると、賞金1万ドルがもらえる』とのこと。
この1万ドルというのが味噌醤油。金額が高すぎると身構えるが、百万円ならいかにもあり得る賞金額。
ベンとゾーイは多少金額に惹かれた風だが、ジェイソンは明らかにカネモッテソウなので、興味本位=ヴィラン的立ち位置が見え隠れする。
……気がする。ヒガミデハナイ。

3.ゲーム当日。続々とミノス社の一室に集う六人。
冒頭の三人の他に、脱出ゲームマニアのダニー、中年男性マイク、そして長身美女のアマンダが参加。
ゾーイを見て、「あなた、どこかで見たことあるわ」というアマンダ。
「別に」と答えるゾーイだが、目が泳いでいる。

4.ベンが一服しようとドアの取っ手を握ったところ、ぽろっと外れてしまう。その下から現れる、電気製品のつまみらしき物体。
  ↓
ベン「部屋から出られん」
ダニー「この部屋がエスケープ・ルームなんだ! ゲームはもう始まっている!」
  ↓
脱出ゲームマニア=現状を分かりやすく解説してくれるお役立ちキャラのおかげで、リアル脱出ゲームを知らん人でも、大まかな流れが理解できるという親切設計。

 ・ヒントと脱出に必要なアイテムは室内に散らばっている。
 ・鍵穴がある=どこかに鍵がある。
 ・数字にはたいてい意味がある。

「失敗したらどうなる?」
「進行役が現れて、失敗した理由を長々と述べるのさ」と言うダニー。
ところが、ゾーイが『華氏451』という本のタイトルを見て、ドアのつまみを451℃に回した直後に、天井の電球が真っ赤に灯り、室内が異様な熱さに包まれる。

5.その後も、アイテムを見つけるなど何かのアクションを取るたびに、追加される電球=熱。
つまりは、ドアのつまみ=オーブンのつまみ。
  ↓
じゃあ、つまみが0になったらどうなるの? 
  ↓
慌てて脱出口を探す六人。
  ↓
ゾーイがテーブルに設置されたコースターに水を乗せると、壁にかけられた絵が少しスライドし、その先は脱出用のダクトにつながっていることを発見。
だが、6つもあるコースター。
  ↓
「水入れな!」
「早くしろ!」
ジェイソン「俺ダクト行くわ」 → やっぱりな!
  ↓
途中、ダクトの端が格子でふさがれており、ドライバーが必要だったり、アマンダがコップに入れる水を飲んじゃって足りなくなったり、でもそれを酒瓶常時携帯のベンが補って事なきを得たりと、なんのかんのありつつも、最後は天井から降って来たガスバーナーが、部屋全体を焼いて炎がボハァーッ! するも、無事に全員脱出!
  ↓
ダニー「うっそ、超ヤバイ。すげーリアルじゃなかった?」
アマンダ「現実(リアル)だ、バァカ!」

6.第一の部屋を無事脱出した六人。
だがその後も、氷の部屋 → 逆さまの部屋 → 毒ガスの部屋 → 幻覚の部屋……と続き、一人、また一人と減っていく。
その過程で、集められた六人は、いずれも大きな事故の唯一の生存者であることが発覚する。
  ↓
ゾーイ「つまり、私たちは意図的にここに集められたのよ。そして奴らは、誰が一番運がいいのかを見ているんだわ」

果たして残った生存者たちは、この果てのないのゲームをひっくり返し、生き抜くことができるのか……?

 

各人、絵面が悲惨なに方をしないというか、死の間際がしっかり映されるわけではないので、実は開催側が脱落者を確保=生存してました、な結末が来るのでは……とワンチャン期待したんデスが、そんなことはなかった。フツーにんでいた。

まあ、こんな性格の悪いゲームを開発するのだから、善人であるはずがないんデスが、生き残ったメンバーが警察に通報するも、ものの数時間で、巨大なビル全部の痕跡を消すという離れ業を成し遂げるので、相当巨大な勢力を持っていることがわかります。
続編は、生存者+新規メンバーVSミノス社で続投するらしいので、『2』が公開されるのを首を長くして待ちたいと思います。

デス・ゲーム初心者にもおすすめな、面白い映画でした。

人物紹介

●ゾーイ
主人公その1。数学オタク。大学に通う利発な少女ながらも、過去にあった事件のせいで、いまいち積極性が持てずにいる。
大学の恩師の名で送られてきたパズルを解読。直前に、恩師より「君は一度怖い経験をして、勇気を得たほうがいい」と言われたのもあり、ゲームに参加する。

第一の部屋にて、オーブンのつまみを『451℃』に回し、ゲームを開始させるというやらかしをするものの、コースターに水を置く発想をして脱出に貢献。
その後も、コンパスで磁石を見つけたり、スライドパズルを解いたりと活躍を続ける。

実は、過去に飛行機事故に遭っており、同乗していた母親がぶら下がったまま息絶えたのがトラウマになっている。
その件と、アマンダのを目の当たりにしたこともあり、毒ガスの部屋で怒りがさく裂。
「観測される側のままでは、現状を打破できない」と、監視カメラ絶対壊すマンと化し、点滴スタンドを鬼のように振り回し続ける → 味方も危なくて近寄れず、部屋に取り残される → ガスで亡。

……したかに見えたが、病室を模した設計と監視カメラ全滅が仇となり、開催側の目をかいくぐり、酸素マスクで毒ガスから逃れていた。
その後、遺体を回収にやってきた防護服の連中をなぎ倒し、コントロール室を占拠(未公開シーン)。ベンを襲い来る壁を止めようとするも、彼が生不明となったため、裏側を通って最終決戦の場に殴り込む → 見事生き残る。 
だが、警察に通報して巨悪を暴こうとするも、相手が一枚上で、ビルはもぬけの殻と化していたため、結局は幻覚を見たということで処理されてしまう。
けれど、今回の件で強靭なパンクマインドを獲得した彼女は、ミノス社のロゴから敵本拠地の座標を割り出し、ベンとともに飛行機で現地へ → 『2』に続く。

最初の地味系女子はどこへやら。黄色いワンピースに身を包んだゾーイちゃんは大層かわゆく、続編での活躍に期待大であります。
来年度公開予定とのことで、非常に楽しみにしております。

●ベン
主人公その2。冒頭で壁に潰されていた人。
てっきり、中盤あたりで脱落するポジションかと思いきや、なんと冒頭=最後の部屋だったことが後にわかり、しかも作中屈指の難易度の部屋をたった一人、かつものの数分で打破するという、とんでも有能な人物。
いくら火事場の馬鹿力といっても限度があるので、彼のバイタリティは無限大だと称賛してよろしかろう。

そんなベンの過去は、飲酒運転で友人数名をなせてしまったこと。
その時に歌っていた『赤鼻のトナカイ』にちなんだ謎解きが、炎と氷の部屋の合間に存在。
なあに? 警察には、事故直前に歌っていた歌の名前まで供述せんといかんの? → ミノス社の情報収集能力、怖ッ!

勤め先のスーパーでの冷遇は、多分にこの過去に起因するもので、未公開シーンでは、昼間から酒浸りという悲しい光景が映し出される。
最初はちょっと素行の悪いあんちゃん的立ち位置で、ダニーの臀部を見ながら「最悪のツイスターだ」とつぶやいたり、イラついてライターを放り投げたり(ダニー亡のきっかけとなる)と、壁に潰されるのも止む無し……と思っていた。
  ↓
ところがどっこい、ヒーローだったよ!
亡者が増えるに連れ、真っ当な道義心の持ち主であることを証明。
最後の部屋でつぶされた……かに見えたが、暖炉の隙間に逃げ込んで、見事に脱出。
ゲームの主催者であるウータン・ユー博士と対決となり、ゾーイと協力して、見事に生還を果たした。
が、幻覚の部屋で薬物を強制接種させられていたため、保護された病院の検査で薬物反応が出る → 若者二人が幻覚と見ただけ、と判断される結果となった。

日常に戻った後は、スーパーの裏方から営業部員へと昇進を果たしており、ゾーイと二人、マンハッタンへと乗り込むことを決意する。
頼むから、続編であっさりんだりするのだけはよしこちゃん。

●アマンダ
ゲームに参加した六人の一人。従軍経験のある女性で、爆弾による攻撃から唯一生還した過去がある。そのため、最初の炎の部屋では、トラウマから動けなくなっていたところを、ゾーイに励まされて脱出した。

元軍人らしく、優れた行動力と牽引力を持ち、逆さまの部屋では仕掛けをよじ登っての大活躍を見せる。
ところが、あと一歩のところで、キーアイテムとなるドアノブが落下。崩落寸前の床へと飛び移り、ノブをジェイソンに渡すことに成功したものの、自らは高所から落下するという最期を遂げた。

かなり感じのいい女性だっただけに、んでしまったのが非常に残念。
公には『ロッククライミング中の事故』として処理され、ミノス社この野郎と言いたくなる。

●マイク
ゲーム参加者の一人。トラックの運転手だという中年男性。
これといって目立つタイプではないものの、「じゃあ後四回にかければ助かるな!」等の親父ギャグを挟んだり、見た目通り釣りが趣味っぽかったりと、場を和ませてくれる気のいいおじさん。

そんな彼の過去は、炭鉱のガス爆発に弟と二人で巻き込まれ、唯一彼だけが生き残ったこと。弟の吐く最期の息が聞こえた……と言う述懐が切ない。
裏があるわけでもなく、善良なおいちゃんという人物だったが、毒ガスの部屋にて、心拍数の限界に挑む羽目になった際、何故かジェイソンにAEDで無理に心拍を上げることを強要される。
「なんで俺が! お前がやれ!」 → ごもっともである。
なのに、勢いでお願いされ、流されてしまうマイクおじさんは超いいやつ。
しかも、高いほうの限界かと思いきや、実際には毒ガスを吸って限界まで低くするのが正解だったため、AEDを乱発され、挙句にんでしまったのはまさに無駄としかいいようがないわけで、ジェイソンこの野郎。

この仇は『2』でゾーイたちが取ってくれると信じております。

●ダニー
参加者の一人。リアル脱出ゲームにこれまで幾度となく挑んできたというマニア。視聴者的には、便利な解説役。
明らかに殺す気満々の炎の部屋も、「すっげーリアルな演出だったね!」と言ってのける、ある意味幸せな青年。
その言動から、亡フラグが濃厚だな……と思っていたら、氷の部屋で見事亡者第一号となってしまう。
鍵の入った氷を溶かすため、ベンが放り投げたライターを拾いに向かったところで、足元の氷が爆発 → 氷の下の水に落下 → 室内なのに、水の流れがあったせいで救出できず、溺となってしまった。
未公開シーンを見るとよくわかるのだが、コントロール・ルームでは常に監視者がゲームの行方を見守っており、ダニーの足元が爆発したのは、決して偶然ではない。
タイミングを見計らってボタンでも押したのかと思うと、やっぱりミノスこの野郎となる。

幼少時代に、一酸化中毒で家族が全滅する中、唯一生還したらしい。あの能天気な笑顔の陰に、そんな過去があったとは……。

●ジェイソン
参加者の一人。登場からして、フルフェイスのヘルメットでバイクに乗って登場という、六人のうちでは一番の成功者っぷりを見せつけてくる。
ほか五人が善良そうなのに比べて、一人だけ利己的な方向に傾くが、他のデス・ゲーム作品と比べると、それほど悪人というわけでもない。だって、『ベスト・キッド』愛好家。

ルームメイトとヨットで海に出て遭難 → 低体温症に苦しみ、一つしかない防寒具を得るため、相手を絞殺 → 事実を捻じ曲げて警察には報告、という過去持ち。
たしかに一見悪人っぽいが、極限状況だったうえに、低体温症の影響があったかもしれないため、一概に悪人とは言い切れない。
……ように思えたが、毒ガスの部屋でのマイクへの所業はなんともフォローしようがないので、やっぱり自己中であることは間違いない。
AED連発でマイクおじさんを他界させたのに、自分は心拍数を下げるために悟りを開き中とか、どういうことだ、おい。

そんな彼も、幻覚の部屋にて、扉の取っ手に塗ってあった毒に触れて強制トリップ → 一本しかない解毒剤を巡ってベンと闘……のように見せかけて、はたから見るとポンコツファイトの最中に、打ち所が悪くんでしまった。
作品的には悪寄りかもしれませんが、この手のデス・ゲームの悪役というのは、結局は生き残るために必ということが多いので、憎み切れないのが本音であります。

●ミノス社
『エスケープ・ゲーム』を主宰した謎の企業。
剣闘士など、参加者の命を懸けたデス・ゲームは古来より愛好され続けており、本作のゲームもお金持ちを観客とした娯楽として開催されたとのこと。
つまりは財界や政界の大物に顧客がいる可能性がありありで、彼らをぶっ潰すのは並大抵ではないということを暗に示している。

ミノスというのは、もちろん怪物ミノタウロスを迷宮に閉じ込めたミノス王から来ているわけで、そんな名前の会社がまともなゲームを開催するわけねーずら、と初っ端提示してくれる親切設計。
しかも、シルエットでしか登場しない社長=黒幕的な人物が牛耳っているという、テンプレ的怪しさ。
映画のラストにて、新たなデス・ゲームのステージ開発には、社員を使って実際にテストを行っていることが示され、商品開発って大変……というおもちゃ会社の苦労を忍ばせてくれたりする。
俺ら、こんな会社は嫌だ。
しかも、炎の部屋で服を脱がせた直後に、極寒の氷の部屋を持ってくるあたり、開発部には相当に底意地の悪い人物が在籍している可能性が大。
子どもに「お父さん(orお母さん)はどんなお仕事してるの?」と聞かれてなんと答えるんだ、お前ら。胸を張れるのか、お前ら。

●ウータン・ユー博士
エスケープ・ルーム内にて、そこかしこに痕跡を残していく謎の博士。
その正体はゲームの進行役……という設定。
ベンが最後の部屋を脱出した後、ドヤ顔で出迎えてくれるのだが、「百万くれんの?」というベンに、「競馬で勝った馬が賞金をもらえるかね?」という名言を残す。
言われてみると、頑張っているのは馬なのに、馬にはペイバックがない……競馬業界の闇。

ベンと、乱入したゾーイとの合わせ技で亡。
ウータン・ユーというのは、『NO WAY OUT=出口はない』という言葉のアナグラムだったと後に発覚。ゾーイちゃんは絶望の叫びをあげていたが、デス・ゲーム愛好家としては、まあそうだよねーという平和な感想しか出なかった。

●運動選手たち
ウータン・ユー博士の言葉に、「君たちの前は、天才や運動選手たちが部屋に挑んだ」というものがあるのだが、『スポーツマンinエスケープ・ルーム』バージョンは、DVDの特典映像で見ることができる。
四人のスポーツマン&コーチが犠牲となっており、本編とは雲泥の差。
「いやいや、これ、マジ冗談っしょ」と事態の深刻さに気付くのが非常に遅かったり、つまみを回した時間=制限時間がものの数分に設定しちゃったり、鍵穴にドライバーを突っ込んでドライバーを追った挙句、直後に「鍵見つけた!」と叫んでみたり、なのにガスバーナーが天井から降りて来たときはやたらと察しが良かったりと、天才はともかく、何故スポーツマンを選んだとミノス社員の胸倉とっ捕まえて尋問したい気分にさせられる。
スポーツマン連れて来るなら、せめて逆さまの部屋にしたれよ!

●コースター
アマンダが水を飲んでしまったため、重さが足りない! と焦るベンとダニーを見て、綺麗な解決方法ではなく、体内の水分を足せばええんちゃう? と綺麗でない解決法をとっさに思ったことを懺悔いたします。
というか、重さがあるなら、別に液体でなくてもよかったんじゃないすかね。

●暴力はルール違反
炎の部屋の受付嬢=マネキンの自動音声で、「ルールに乗っ取り、脱出しましょう。暴力はNGデス」とくぎを刺される。
まさに、どの口が案件。

●大学の講師
教授なのか准教授なのかは知らんが、休暇前のゾーイに、「怖い思いをしろ」と助言する男性。
黒幕説濃厚だと思うのだが、果たして。

●幻覚の部屋
「おまえーかおがーとけてるぅー」等々、本人たちはいたって真剣なものの、はたから見るとお前ら何やっとるんじゃい、な光景を見るための部屋。
多分、観客側にはコメディ枠として紹介されていると思うと、非常に胸糞であります。

●ベスト・キッド
序盤でジェイソンとベンが視聴している不朽の名作。
「ワックスかける、ワックスとる」の修行は少年少女の心を熱くさせた。
ミスター・ミヤギは最高なのデス

●監督
アダム・ロビテル氏。『パラノーマル』シリーズなど、ホラー界隈で活躍されているお方。
大変面白かったデス。続編も監督を続投とのことで、とても楽しみにしております。ありがとうございます。

↓まったく同じタイトル、かつ多分デス・ゲームと思わしき作品。この中の誰が生き残るんだろーね!

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↓二作目が出たのざんすヨ。面白かったのざんすヨ。

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世界中で観客を震え上がらせた大ヒット心理スリラー『エスケープ·ルーム』の続編。本作では、知らぬ間にエスケープ·ルームに閉じ込められた6人が、生存本能における互いの共通点を徐々に知ってゆく…。そして、全員がゲーム経験者だと知るのだ。

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