映画『名探偵ピカチュウ』感想。日米合作の最強カワイイ生物、爆誕!

原題:Pokémon: Detective Pikachu
2019年の映画
おすすめ度:☆☆☆☆

【一言説明】
なまらめんこい。

名探偵ピカチュウ 映画

ピカチュウがオッサンだとか、いやオッサンじゃないピカチュウなんだとか、とにかく噂になっていた『名探偵ピカチュウ』。ポケモンはよく知らないけど(ピカチュウのちっちゃい版みたいなのいたよね!)、とりあえず声をデップーことライアン・レイノルズ氏、吹き替え版は日本を代表するイケメン西島秀俊さんが担当しているとのことで、俄然前のめりになって見てきましたよ。
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いやー、ハリウッド版のピカチュウはめんこいな!!

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あらすじ

ポケモンが共存する夢の町ライムシティ。主人公ティムは父親の訃報を受け、そこに初めて足を踏み入れることになった。
「うわー、本当にポケモンがうようよいるよ。すげー」
感心しきりで大都会の往来を行くティム。昔の夢はポケモントレーナーだったな……でもあんなことがあったから僕は夢を捨てたんだ……と辛い過去を匂わせる雰囲気を醸しつつ、父のアパートを訪ねてみたのである。

だが何故か!
誰もいないはずの部屋で感じる何者かの気配……。

「泥棒か? くそっ、出てきやがれ! さもないとこのホッチキスが火を噴くぜ!」
「いや、ホッチキスってお前」
ついついツッコみ癖が出てしまい、暗がりから姿を見せたのは……

なんと今世紀最大のKAWAII生き物だったのである。
ヒューッ!

日本でポケモンと言えばやはり子供向けの印象が強いのだが、そこはハリウッド。いい感じに年齢層を上げて、「大人も子供もおじいちゃんも!」な素敵ファミリームービーに仕上げて来ましたよ。アクションあり、コメディあり、ほろりあり(ぽろりはないよ)。
アクションはハリウッド製なだけあり、ポケモンバトルがめちゃくちゃ爽快にかっこよく描かれている。これならお子さんにせがまれて連れてこられたお父さんも楽しめるはず。GWは終わっちゃいましたが、週末のお子様サービス映画にいかがでしょうか。お勧めでござんす。

ただ吹き替え版を選択すると、子どもがわらっわらいる。わらっわらいるよ!
大人のおにいさんおねえさんは字幕版にしたほうが無難だよ!

感想

まだ公開中なのでネタバレはなしです。

●ティム・グッドマン
主人公。新社会人の青年。予告編を見たときは若いから高校生だと思ったのだが、そこはハリウッドなので年齢を上げてきたようだ。小さな町で保険の調査員として働いている。
かわいい恐竜のポケモンを勧誘するのに「亡くなったお母さんの骨を素敵に着こなしている」と口説く超センスを披露する。
このシーンは実写「ポケモンゲットだぜ」が見られるので必見……なのだが。
案外無礼な行いじゃないか?
だってさ、出会って数秒でさ、いきなりボール投げつけて来るんだぜ。そりゃ恐竜も怒るさ。「ポケモンゲットだぜ!」じゃねーよっていう。よくその後協力するよなと思っちゃう。まあそこはフィクション……だし? 的な? 絶対ごめんこうむるけどな!
彼はジモピー時代はなんだか冴えない奴だったが、ライムシティに来て覚醒。ポケモンTシャツを革ジャンで粋に着こなし、パントマイム上手男ぶりも見せつけるナイスガイとなる。
……かと思いきや、作中で三度ピカチュウの「パートナーになって」をはねつける驚異の精神力を発揮するあんぽんたんでもある。多分前前前世は諸葛孔明だ。
だがお前はホッチキスでどうするつもりだったんだ。ああん? おおん?

●ピカチュウ
KAWAIIを凶器レベルに進化させたポケモン。いやもうなんていうか出てきたが最後、映画の終わりまでピカチュウがKAWAIIしか考えられなくなるくらいかわいい。日本だとつるんとしてるイメージだが、ふさふさにしたCGチームはもう神の采配である。
予告編ではおっさんの声が衝撃……的な扱いで紹介されていたが、ポケモンを知らない層からすればこれがデフォなのかとすんなり溶け込める設定。ハードボイルドピカチュウを、ニューカマーとして一ジャンルを築いたらいいと思うくらいかわいい。何してもKAWAII。
コーヒー大好き。公衆の面前では稲妻を出せない恥ずかしがり屋さん☆(オッサンだけど)
ティムとの凹凸コンビっぷりが最高である。

●ルーシー
ティムと本作のヒロインの一角。もう一人のヒロインはもちろんピカチュウ。
有名TV局に勤める新米キャスター。持ち前の好奇心で事件に首を突っ込み、明るさとキュートさからティムの心を鷲づかみにする(ついでに観客のハートもな!)。演じる女優さんがめちゃかわいい(ドラマ『スーパーナチュラル』に出演されていたそうな)。
だがパートナーのポケモンが精神の均衡を崩しがちなアヒルでハラハラする。イルカのスピリチュアル映像でも流しておけと言いたいぞ。
なんでその子を選んだの? かわい……いか……? ピカチュウに比べると正直全然嘘ですかわいいです。

●ハワード・クリフォード
ライムシティの創設者。ポケモンで癌が治ったらしい。カリフラワーで癌が治ったって言われたくらいびっくりだが、ポケモンには無限の可能性があるのだ。うむ。
どこかで見たことがある役者さんだと思ったら、『切り裂き魔ゴーレム』のビル・ナイさんであった。渋いおじさまである。

●ロジャー・クリフォード
ハワードの息子。本作のいけ好かない奴担当。ルーシーをいびる。
彼女に「服のセンスがちょっとね」と言うが、君のグラサンの性格悪さもたいがいだぞ。

●バリヤード
パントマイム合戦。
ティムとの戦績は五分五分である。原作でもこういう子なのか、こいつは。

●ミュウツー
どこかで見たことあるポケモン……と思ったら、多分何かの映画の予告編で見たような記憶がある。
冒頭で出てきたときは、日本的かわいさの出た丸いフォルムがハリウッドになじむのか不安……だったのだが、杞憂に終わった。
その後にわらっわら、わらっわら出てくるポケモンたちのかわいいことよ(バリヤードは除く)。
いずれバーチャルリアリティが進化したら、現実でも「ポケモンゲットだぜ」ができるようになるんですかね。USJにライムシティを建設してほしい。

●監督
ロブ・レターマン氏。ジャック・ブラック版『ガリバー旅行記』を撮ったお方。他に『グースパンプス』や『パンツマン』など大人も子供も楽しめる作品あり。
とてもとても面白かったですよ。ありがとうございます。

 

公開が終わったらネタバレありを追記します。